内容説明
車中、ケイの神経は高ぶっていた。隣にいるのはハンサムで大富豪のミッチェル・グレー。ミッチェルとは数日前に、仕事を通じて知り合ったばかりだ。仕事の話がある――そう言われて昼食を共にすることにしたが、さきほど彼は、それがケイを誘うための嘘だったと明かした。ミッチェルのような男と個人的なデートなどもってのほかだ。しかも人をだまして連れ出すなんて！ケイの苛立ちをよそに、車は高級そうなレストランに到着した。そのとき脳裏にある計画がひらめき、ケイは目を光らせた。見てなさい……その傲慢な鼻をへし折ってやるわ。■クリスマスの季節にぴったりなラブストーリーです。情熱的かつ心温まる物語をお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麻琴
1
最悪な夫と別れ双子の娘を育てるヒロインと会社社長ヒーロー。子供だけでなく母親と兄まで抱えて困難な暮らしをしてるヒロインが幸せになる展開は正にシンデレラ。口では軽い付き合い的なことを言っててもヒーローが最初からヒロインに惹かれてるのは明白だし不快な登場人物もいないので純粋に楽しめる。ヒーローの家の執事風ハウスキーパーとヒロイン母のロマンスも素敵。 ☆42015/08/02
