中公文庫 落花は枝に還らずとも（下） 会津藩士・秋月悌次郎

著者名：中村彰彦【著】

中央公論新社（2012/11発売）

• ISBN：9784120036002

内容説明

朝敵とされた会津を救うため、秋月悌次郎は左遷の地より復帰、戊辰戦争の苦難が始まった……。後年、ラフカディオ・ハーンに「神のような人」と評されたサムライの物語。全一二〇〇枚、完結。新田次郎文学賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[harmony1116]

漢文の素養がないと読みこなすのは難しいですね。飾り気はないが実直な小説だと感じました。

2018/03/11

[Red-sky]

下巻も楽しく読めました。歴史は往々にして勝者ばかりにスポットライトがあたりがちだが、敗者にも目を向ければさまざまなドラマが繰り広げられている。落花は枝に戻れないけれど、来年咲く花の種にはなれる。こうして歴史は連なっていくんだな

2013/07/26