モリー先生との火曜日

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モリー先生との火曜日

  • 著者名:ミッチ・アルボム/別宮貞徳
  • 価格 ¥838(本体¥762)
  • NHK出版(2012/08発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140810071
  • NDC分類:936

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内容説明

スポーツコラムニストのミッチ・アルボムは、テレビで偶然、恩師を見かける。モリー先生は、体が動かなくなる難病に侵されていた。見舞いに訪れたミッチにモリーは言う。「憐れむより君の問題を話してくれないか」。毎週火曜日、二人だけの最後の授業が始まった。テーマは「人生の意味」について。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃちゃ

115
人は自らの死を見据えたとき、何を思いどう行動するのだろう。死は等しく人に訪れるのに、私たちはそれを容易に受け入れられない。16年ぶりに再会した筆者の恩師、モリー先生は難病ALSに侵されていた。余命を告げられて先生は決意したという。「生きてみよう。品位をもって勇気とユーモアと落ち着きを忘れずに」と。不安と絶望の淵に立って最も得がたいのが、品位、勇気、ユーモア、落ち着きではないのか。自らの死をも興味深い研究対象として最後の授業で「人生の意味」を語る。その言葉に込められた愛と温かさが、心に深く響いた作品だった。2021/02/03

アン

108
難病ALSを患う大学時代の恩師モリー先生と久々に再会した著者。先生は毎週火曜日、彼に最後の授業を行うことに。テーマは「人生の意味」。ノンフィクションでもあり、モリー先生の積み重ねた経験を通し語られるメッセージは奥深く、考えさせられると共に心に留めておきたいものばかりです。「いかに死ぬかを学べば、いかに生きるかも学べる」愛する人との心の交流、「与える」こと、許し…。自分を憐れむことなく潔く受け入れ、穏やかでユーモアを失わず思慮深くあったモリー先生。愛と勇気に満ちた授業を私も忘れずに大切にしたいと思います。 2020/11/27

藤月はな(灯れ松明の火)

93
ダンスが好きで、生徒達に真摯に向き合ったからこそ、生徒達の心に残ったモリー先生がALSになった。それでも彼は朗らかで彼らしかった。彼は大切な事を知っていたから。人は生きていく内に生きている喜びも人の事を想い、行動する事も心の奥に閉じ込めてしまう。だからこそ、「人間は半分、寝た状態だ」という言葉がまずは心に刺さってくる。モリー先生との火曜日の授業は迷っている私達にも響いてくる。特に両親の死からの死への心構え、天職、自分を許す事、愛する事への臆病さとそれでも愛する人がいる事の幸福が個人的に沁みました。2018/10/15

ふう

83
人が生きていくために大切なものは何かー。モリー先生の語るひと言ひと言からその何かについて考えさせられる、すばらしい本です。第1の火曜日から第14の火曜日まで、どの講義も自分の価値観を見直すきっかけになる意義深いものでした。老いについて、愛について、許しについて、そして死について。こんなふうに考えて生きることが、周りの人々にとって、何よりたった一度の自分の人生にとって幸せなのだと思いました。あたりまえのことかもしれません。忘れていただけのことかもしれません。理想論に思えるかもしれません。でも、大切なことです2016/04/07

夜長月🌙

67
まさに「良書」。こういうとかえって避ける人もいるかもしれませんが良かったです。目次をさっと見ても「自分をあわれむこと」「死について」「家族について」……と心に響くものがあります。死の直前まで続いた先生の授業は当たり前のようでできないことや人生において本当に大切なことを教えてくれます。物質的なものは愛や優しさ、思いやりに決してかなわないし、金で買った流行りのものは愛のかわりにはならない。自分の人生に満足するためにするべきことは自分が人に提供できることをするということ。2017/11/25

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