文芸にあらわれた日本の近代 - 社会科学と文学のあいだ

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文芸にあらわれた日本の近代 - 社会科学と文学のあいだ

  • 著者名:猪木武徳
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 有斐閣(2004/10発売)
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内容説明

夏目漱石、谷崎潤一郎、小林多喜二、太宰治、三島由紀夫ら計10編の文芸作品を素材に、時代の「良質な観察者」としての文人が描く人々の生活の内面を、ストーリーの流れの中から読み解く。労働経済学、経済思想を専攻する博学多才な著者の練達の筆が冴えわたる渾身作。【第8回桑原武夫学芸賞受賞】

目次

序 章 モデルとストーリーのあいだ
第1章 自然・伝統・産業化:武田泰淳『鶴のドン・キホーテ』
第2章 恋と革命:太宰治『斜陽』
第3章 父性の敗北:三島由紀夫『絹と明察』
第4章 日米関係悪化の中で:永井荷風『あめりか物語』
第5章 デモクラシーの行方:谷崎潤一郎『痴人の愛』
第6章 グローバリゼーションと反帝運動:横光利一『上海』
第7章 急成長と過当競争の歪み:小林多喜二『蟹工船』
第8章 独立した合理的な個人?:大岡昇平『野火』
第9章 歴史と偶然性:山田風太郎『戦中派不戦日記』
第10章 相対主義ではなく多元論を:夏目漱石『文芸の哲学的基礎』