ハーレクイン 真夜中のオフィス

著者名：スーザン・クロスビー【著者名】/松村和紀子【翻訳者名】

ハーレクイン（2013/04発売）

• ISBN：9784596510587

内容説明

リンゼーは探偵事務所で深夜にテープ起こしの仕事をしている。毎晩テープを聴くうちに、声でしか知らないボスのネイトに淡い恋心を抱くようになった。ある晩、彼女1人のはずのオフィスに人声が響く。それは紛れもなく憧れのネイトの声なのに、目の前には尊大な態度で横柄な物言いをする男性が立っていた。密かに思い描いていたボス像はもろくも崩れ去った。しかもリンゼーの名前すら知らないにもかかわらず、彼は強引に、週末だけ妻になってほしいと頼んできた！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

たぶんわたしはこの作者さんの書く登場人物が好きなんだと思う。主人公だけじゃなくて脇役も好き。ほんの少しだけ登場する人物にも好感が持てる。それぞれに他人ときちんと関係を結べる人たちだから？誠実だから？意味なく激昂する人がいないから？派手なお話じゃないけれど変な心配をしないで読み進められるのがいい。真夜中に警備調査会社で口述テープを聞きタイプ打つ仕事のヒロインはヒーローの声に憧れていて、実際のヒーローと近しくなり人生を考え直し、いい意味で変化していくお話。真面目でこつこつ努力するヒロインは好みなのでよかった。

2015/05/10

[kina]

なんとなくサスペンスかと思って読んだが全然違った。最初の浮気調査の首尾がヘボすぎて何これ？と思ったが最後の方に一応生かされていた。途中、蝶結びにされたヒロインのエプロン紐をヒーローが解いて立ち去るという行為が何故だか心に残ってる。なんかすごくイチャイチャで…。このときまだ二人は恋人同士じゃないのだが。

2019/08/26

[rokoroko]

ヒロインに好感を持つ読友さんに同意。妹に援助するのも自分の義務と考え働く女性。妹もあまり我儘に育たず、姉を思いやれる余地がある。ロマンス小説には毒親、兄弟が登場することが多いけれど、それが無いのは嬉しい。人間関係の広がりで、自分の家族、仕事への考え方が変わっていくのもいいですね。楽しかった

2015/05/18

[麻琴]

さらっと読了。可もなく不可もなく。残念ながら自分的にはピンとこなかった。☆2

2015/07/28