内容説明
空の底で生き、戦う人間たち。空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきた子供なんだ――「僕」と「彼」、そして「彼女」の物語。森博嗣の新境地、待望のシリーズ第2作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペトロトキシン
9
最初、主人公が女だったから「あれ?」と思ったら、草薙が主人公の話なのですね。戦闘シーンはスピード感を出すためなのか、1行の文が非常に短い。慣れないと違和感を感じる。速読のテキストにしたくなる(笑)。この物語から順番に読んでいって、最後にもう一度スカイ・クロラを読んだら良いのかもしれない。2011/05/29
メアリーアン
5
読み進めて半ば。あれ?語り手クサナギさん?カンナミじゃないの?驚きました。女性だからか、カンナミくんより情緒不安定。自分がわからず、行動に感情が追いつかない。振り回せれながらも芯のあるクサナギの過去編。2013/10/03
チエコ
4
時系列に読んだほうがいいと聞いたのでこれから。空の描写がきれいだった。2017/06/19
もとお
4
スカイクロラシリーズ読了第1作目。中毒性のある思考を書く、人だな、と、改めて思いました。思考なんて十人十色、三者三様だからあたりまえだけど、自分と違うからかな。面白いな。2017/02/15
yoshizawa tutomu
4
商売人は誰かを貧乏にしてやろうと考えているだろうか?そうでなくて、単に自分を磨きたいと考えているだけではないだろうか。というあたりの段落に、ああ、そうだね。と思いました。冷めた視点の中にほとばしる激情に、大人になりきれない、キルドレの性質がでいているように思えました。次も読むかな。2015/08/06