内容説明
リビーとニールは社内でも有名な犬猿の仲だ。原因ははっきりしている――十一年前のデートで、ニールのキスをリビーが拒んだのだ。ある日、社長のケインに二人は呼び出された。 「今後は部長、副部長として協力して仕事を進めてほしい」リビーの心臓は、ショックで喉元まで跳ね上がった。自分勝手な一匹狼が私に協力するなんてありえないわ!ニールは確かに有能だ。ハンサムで誰をも惹きつけずにはおかない。でも、大切な何かが欠けている。リビーはため息をついた。あのとき、キスを許していたら何かが変わっていたのかしら?■自己中心的で野心家のヒーローが、純粋でひたむきなヒロインに影響されて少しずつ変わっていく様子に注目!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっつん
1
最初に思ったのは、11年もかかったのね…ということです。一緒に仕事をするようになって距離が縮まる二人。前の作品もそうだったけど、過去にあった苦い経験をサラッと流してる?のが良いと私は思います。あまり、詳しい描写だと、そんなことがあったのに、なんで惹かれるん?といろいろ考えてしまうかも。そんなとこも含めて、穏やかな気持ちで読める作品でした。2016/01/25
りりか
1
善人しか出てこないのがこの著者の良いところで、私は全作品をにこにこしながら読んでるのです。が、この作品はそれが裏目に出たのか、ヒーローとヒロインがなにをやってるのか良く分からないというか、とくに大きな誤解や揉め事といった障害もないというのに、最初からずーーーーっとお互いにメロメロ状態の膠着状態がえんえんと続くという残念な出来に…。ていうか11年前のデートからずっとそれってどうかと思う…。2013/11/17