テディ・ゴー！ - アー・ユー・テディ？ 2

著者名：加藤実秋

PHP研究所（2013/12発売）

• ISBN：9784569678160
• NDC分類：913.6

内容説明

下北沢の輸入雑貨店で再びアルバイトを始めた和子が持ち帰ったぬいぐるみのカエルから、突然野太い声が聞こえてきた。「よう。俺だよ！」　心中偽装事件を解決し、成仏したはずのオヤジ刑事（デカ）・康雄が、「天国に行くためのポイント稼ぎのために戻ってきた」と言うのだ。翌日、盗作事件に巻き込まれた和子は、身の潔白を証明するため、“あみぐるみ刑事”と再びコンビを組んで、捜査を開始することに……。待望のシリーズ第二弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[takaC]

こりゃまた続く気満々じゃん。そういうことなら早々に読みますよ。ところでカエルのぬいぐるみはどうしちゃったんだろうね？

2014/02/17

[ちはや＠灯れ松明の火]

テディ・ゴー・トゥ・ヘブン！のはずが、Whyなぜにシャバへとカエルのか。善行のポイントを積み上げなくちゃ三途の川も渡れないこんな世の中じゃポイズン、あみぐるみ刑事とゆるふわフリーターの相棒シーズン２。秩序のない盗作にドロップキック、羞恥心のないダンサーに水平チョップ、オヤジ臭い刑事魂は伝染する。幽霊調査とHP開設の等価交換、一家総出の友情努力勝利で守れご町内、子を想う父の目から流れる心の汗。おめでとうズッコはネット雑貨屋店主兼探偵事務所調査員に進化した、仲間を増やして次のヤマへ。テディ・ゴー・アヘッド！

2015/10/06

[ぽぽ♪]

前巻より少し成長したかな、と、思いましたが、カードキャッシングで買い物三昧なのは如何な物かと…あの世のポイントには笑いました。そんなのあるの!?って。今回は短編集なので読みやすかったです。私はこちらの方が好きです。お気に入りは「黒い髪の白い女」と「探偵家族」。店の為に頑張る里奈が良かったです。それと、和子の個性的な家族が良いですね！父のくしゃみで言葉を読む母凄すぎます(笑)

2015/10/07

[momi]

アハハ…。以外に面白い！実は本屋の新刊コーナーで第三弾が目に付き購入！帯の全国書店員さんの推薦メッセージに心惹かれて読んでみると…。クマのあみぐるみにオヤジ刑事「康夫」の魂が取り憑いちゃった設定！そして「和子」とコンビを組んで盗作事件や幽霊騒動、近所の問題など事件解決して、とうとう「テディ探偵事務所」を開設！あらすじはこんな感じなんだけど、このオヤジ刑事…口うるさくて典型的なオヤジだけど、筋が通ってる骨太のキャラ！ここに出てくる登場人物全てが濃いキャラで楽しめました！クスッとサクサク…女性向けの作品です！

2013/10/01

[ひめありす＠灯れ松明の火]

ほっこり雑貨をこよなく愛する和子と元中年刑事の編みぐるみ。凸凹ならぬふにゃごつコンビの二人が出会った連作短編集。文体のせいか、長編だった一巻よりも読み易くて楽しかったです。ちょっと恋の気配も芽生えて、新たに事務所も設立！順風満帆とは言えずとも二歩下がって三歩フルダッシュ！！ちゃんとやってるようには見えない人間にも譲れない背骨があって、ちゃんとしているように見える人の内側にきしきしかたむ物がある。人のどこを視て、弱いとか強いとか、間違ってるとか正しいとか、人は決めているんだろう。しかしポイントカードは便利。

2012/05/08