内容説明
千年の歴史をもつ「みやこ」、京都。その時空を知り尽くす碩学らが綴る、京に生きた人々の営みと、たゆみない歴史の足跡にちなんだ史話を厳選。忘れずに訪ねておきたい旧蹟や土地の魅力を味わう歴史エッセイ。
目次
洛中(三条大橋 五条大橋 ほか)
洛東(祇園 清水寺 ほか)
洛北(船岡山 蓮台野 ほか)
洛西(仁和寺 島原 ほか)
洛南(石清水八幡宮 伏見・寺田屋 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
67
鴨川にかかる橋や由緒ある神社仏閣、平安京ゆかりの地。京都に存在する様々な名所旧跡。それらを百か所選び出し、そこに纏わる様々なエピソードを記した一冊。選ばれているのは割と有名どころばかりなので京都に住んでいたり縁があったりしたらあまり目新しい話はないのであるが、それでもこういう話を読んでいるとそれぞれの地を訪れたくなってしまう。何度か訪れた場所もそうだけど、特に洛西や洛南はあまり縁が無かったのでコロナ禍が収まれば是非とも愛宕や大原野に行ってみたいものである。京都という都市の奥深さが一層深まる一冊であった。2022/02/06
ともとも
31
伝統、文化、歴史。 なるほどと思いながらも、趣もあるって だからこそ京都って素晴らしい。 京都に行った気分になりつつも、京都旅行を思い出し そして、京都愛が目覚める、或いはUPすること間違いなしの 京都の魅力が充分に詰まった1冊で良かったです。 2016/02/29
09z1!
1
良書。子供の頃、北白川の界隈を散歩していると著名な教授の表札を見た記憶がある。筆者もその一人か。 四名で紡いだ百話は、偏りもひけらかしもなく、素直に歴史や伝承が楽しめる。千本通の由来や桂昌院の素性、大原野の善峯寺や三鈷寺は市内からも遠くゆっくり歩いてみたい。昭和59年に発刊されたと聞いたが、よく編まれた一冊です。 2022/02/26
Shostakovich
0
観光ガイドブックにも載っていないようないろいろな角度からの話がとても興味をそそられる。2013/06/07
love_child_kyoto
0
洞察が深く類書に抜きんでる名著。内館牧子の本と大違い。2010/08/22