新潮新書<br> 怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

個数:1
紙書籍版価格
¥748
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価

新潮新書
怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

  • 著者名:黒川伊保子【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 新潮社(2011/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106100789

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

カローラ、カマロ、セドリック等、売れる自動車にC音が多いのはなぜ? キツネがタヌキよりズルそうなのはなぜ? すべての鍵は、脳に潜在的に語りかける「音の力」にあった! 脳科学、物理学、言語学を縦横無尽に駆使して「ことばの音」のサブリミナル効果を明らかにする、まったく新しいことば理論。

目次

第1章 ブランドをつくるマントラ
第1章 ことばの音
第2章 サブリミナル・インプレッションの力
第3章 鍵は擬音・擬態語
第4章 音のクオリア
第5章 ブランドマントラになった商品名たち
終章 日本人は言葉の天才

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

30
これも一時期流行った「〜は何故〜なのか」系と思いきや、玉石混交の玉の方に思う。表題に反して初めは”おっぱい”の話から。赤ちゃんがミルクを欲する口の形から発せられる自然な音のイメージを皮切りに、K,S,F,T,N,Mなどの子音が持つ、言語や人種を超越した人類共通の感覚(クオリア)と受ける印象を、独自研究で解説していく。人名や商品名などの身近な存在も、発音する際の響きと、語感によって自然に似合うようになっている、と。この感想も、使う名詞、語彙の選択によっては、同じ内容でもイメージは大きく変わってしまうかも。2019/02/10

たみ

16
言葉の意味をひとまず横に置いておいて、音の印象を考察した本。口の中の舌の動きや空気の速さ、肉体の感覚で音の印象(空間の広がりなど、質感・クオリア)が変化する。Sで爽やかに、Tで確かさを、Hで解放、Nで慰撫されて、Kで鼓舞しているとな、ほほう…。擬音・擬態語の話にはナルホド~と納得。著者独自の擬音・擬態語が小説に出てきた時、使ったこともないのに情景が浮かんでうっとりするのってこれの効果かも。外国語を使えないので日本語人の優位性は「?」だけど、日本語をもっと味わおうと思った。クオリアを頭で理解するのは難しい。2015/08/01

ふろんた

15
音声が持つイメージからそのものの印象を判断していく。こじつけ感があるが、なるほどと思える部分もあり、コミュニケーション術としてこの言葉選びが活用できるとも思った。2013/11/19

はーごん

12
「川と沢では、沢のほうが浅い印象を受けるのはSの音が表面をなでるような印象を与えるから」といった、音のクオリアについて書かれた本。英語にも何となく日本語っぽく聞こえる単語があったりするのは、やっぱり音が与える影響は万国共通ということなのでしょうか。ただ、人工知能の学者さんという割には科学的根拠が少ないような気がしたので、イマイチこじつけ感が取れないのが難点ですね。2015/05/13

Asakura Arata

8
今は、トリセツシリーズで有名な人。クオリアを気にすることは大切だなあ。確かクリニックの名前を検討するときに読んだような気がする。2023/04/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/548327
  • ご注意事項