文春文庫<br> とらちゃん的日常

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文春文庫
とらちゃん的日常

  • 著者名:中島らも
  • 価格 ¥641(本体¥583)
  • 文藝春秋(2016/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167585020
  • NDC分類:914.6

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内容説明

おれは猫を飼うに値しない人間だ。いままでやった悪業を考えると、そう思う。とらちゃんは今、オレのベッドで丸くなって眠っている。うっとりと目をとじて。たおやかな峰のような背中。ときどきぴくりと動く耳。丸まった足の裏からのぞいている肉球。おれの無口なペン先ではとても描写できないほどとらちゃんは愛らしい。彼女がおれの罪を洗い流してくれるのかもしれない……。鬼才・中島らもが愛猫に捧げるエッセイ集。カラー・モノクロの写真を全67点も収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoko

23
おいおいおいおい…と、ドン引きするようなこともやってしまう らもさんなのだけれど、やっぱりこの方のエッセイは面白い。飼っているペットの話とお仕事の話と半々くらい。先住とらちゃんと後から来た左後足のないふくちゃんが、一緒にカゴに入っている写真が良い。いろんなペットを飼っている動物園のような家、子供の頃は憧れたな…。今は無理だなと思うけれど。でもいつか猫を飼ってみたい。2023/05/01

ぜんこう

16
らもさんが猫のエッセイを書いてたって知りませんでした。でも猫は出てくるけど、普段のエッセイみたいになってるし(笑) 本を書くのに東京で缶詰になるのが神楽坂だったせいで、神楽坂飯店とか知ってる店が出てきてちょっと嬉しかったけど・・・とらちゃんに合法ドラッグ入りの餌を食べさせるところは、なんか許せなかった。本人(本猫?)の同意なしにはやめましょう!2017/06/14

九鳥

14
とらちゃんが美猫すぎて、写真に身悶えしながら読んだ。とらちゃんは、らもが事務所で飼い始めた猫だけど、気づけば大家さんちの猫になっているのだった。そんなとらちゃんと、三本足の白猫ふくちゃんがいる作家の日常。小説に苦しんだり、芝居や講演で地方へ行ったり、テレビやラジオで笑いをとったり。そういえば、中島らもの命日も間近なのだった。2009/07/24

あび

11
マジックマッシュルームを食べさせた飼い猫の話は以前読んだことがあったのだが、この猫のことだったのかと知った。ウサギを食べてしまって頭部だけ転がってたとか書かれてあった気がしたが、この本のなかでは出てこなかった。 2017/11/08

ドリチン

7
再読了。読書量が落ちてて、それを再び上げたい時の起爆剤はいつもらもさん。一気に読了。はっきり言って本書はらもさんの本の中では駄作だと思うけど、なんやかんやで最後まで読んでしまう・読ませてしまうのはなぜなのか?? 今よりも鬱がもっと酷かった時、読書はほとんど出来なかったけど、不思議とらもさんの本だけは読めたんだよなぁ。すごく体に馴染むというか。きっとまた読んでしまうのだろう。これからも。2016/06/12

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