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内容説明
ヒトと昆虫は全く異なる進化の道を歩んできた。ヒトを含めた脊椎動物は背骨で体を支える構造を発達させてきたのに対し、昆虫は外骨格で体を支える構造を進化させてきた。これにより昆虫たちは、小さな空間で生息することが可能になり、種分化を繰り返すことで地球を生命で満ち溢れた世界にできた…。昆虫の視点で撮影した大迫力のカラー写真で、小さな昆虫たちにまつわるドラマを再現する。めくるめく昆虫ワールドをご堪能あれ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月猫夕霧/いのうえそう
6
20年位前に買っていて、どういうわけだか読まずにそのままになっていた本です。25年くらい前のデジカメ黎明期、海野さんはいち早くデジカメを使用した昆虫写真を発表してました(よくデジカメの雑誌で見かけてました)。この本はそれから5年くらいたったころの本ですが、昆虫自体はデジカメになっても変化のあるわけもなく、今でも違和感なく読むことが出来ます。海野さんの空間を感じる写真が好きなので写真多数なのも嬉しい本です。写真を見ていると虫のサイズになって虫の世界に入った感じになれますね。2022/10/10
BIDDULPH
6
美しい写真、珍しい昆虫、昆虫の不思議な生態と扱うコンテンツに魅力の尽きない本。特に擬態を扱う後半が面白く、枯れ葉そっくりのバッタは何回見ても未だにどこにいるのか分からない。簡単な図を付けてここにいるよ、と教えてもらえると嬉しかった。また、説明だけで実際の姿が紹介されていない昆虫も多く、フラストレーションがたまったままだ。ちょっと残念。2012/09/22
あん
1
昆虫ブームが再燃してきてるので読んでみた!読みやすいしワクワクして面白い 海野先生って絶対素直で素敵な人なんだろうなと思わされる文章 カメラにも興味出てきちゃったな2021/06/10
とりぞう
1
昆虫なので「かわいいっ!」ものばかりではないけれど、写真がとても面白い。電子版の方も、写真盛り沢山です。2016/08/13
Kazuo Ebihara
1
昆虫写真家海野さんの写文集。 昆虫撮影の秘話から、昆虫の生活、行動、擬態まで、 奇跡の一瞬を切り取った美しい写真と、文章で綴られています。 わたくし、小学生時代には、『ファーブル昆虫記』や、 『どくとるマンボウ昆虫記』を夢中になって読み、虫捕りが大好きでした。 今では、モンシロチョウより、「ホルモン」に「シマチョウ」。 シオカラトンボより、「塩辛」に「トンバラ」 昆虫よりも、「焼酎」が大好き。 今年も、飲ります。 2015/12/30