内容説明
1776年に発刊され、たちまち稀代の名著と評されたギボンの不朽の傑作『ローマ帝国衰亡史』。第二次大戦時の英首相チャーチルに「その物語と文章にまったく圧倒された」と評され、インド首相となったネルーにも「流れるような旋律をもった文章をどんな小説よりも夢中になって読んだ」と語られたこの壮大な歴史ドラマは、数世紀を経た今日でも多くの読者を魅了している。本書は、帝国の絶頂期から滅亡へといたる『ローマ帝国衰亡史』の骨子と、そこには描かれていないがローマ帝国史を語るには避けられない建国期から帝政の黎明期へといたる発展途上の時代の動きを、あわせて30ポイントにまとめて解説する。「カエサルはどのようにガリア征服を成功させたか」「ディオクレティアヌス帝が帝国を四分割した理由」「コンスタンティノポリスはいかに陥落したか」など、1つ1つの問いから“大帝国がどう栄え、なぜ滅びたか”という壮大なテーマを浮かび上がらせた、画期的入門書!
目次
最初のローマ帝国はどれほど大きかったのか―強国ローマの誕生について<br/>地中海の覇者カルタゴとの戦争はどうしておきたのか―第一次ポエニ戦争<br/>ローマは天才戦略家ハンニバルと、どう戦ったのか―第二次ポエニ戦争の行方について<br/>どうしてアフリカを手中にできたのか―第三次ポエニ戦争の勝者とは<br/>なぜ周辺民族や奴隷の反乱が多かったのか―カエサル登場前の混乱を取り上げてみよう<br/>カエサルはどのようにガリア征服を成功させたか―天敵との戦いをふりかえる<br/>クレオパトラは、なぜカエサルを選んだのか―英雄と女王の蜜月<br/>カエサルは、なぜ暗殺されたのか―元老院との激しい争い<br/>なぜクレオパトラとアントニウスは結ばれたのか―女王の心の中の野望<br/>初代皇帝アウグストゥスの功績とは何であったか―独裁者としてうまく君臨できたのか〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりぱい
moku324
うえ
vladimir-kyoto
ビタミン
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