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内容説明
花見小路のしっとりとした佇まい、足早に行きかう舞妓や芸妓の艶姿……古い歴史と高い格式を持つ京の花街・祇園には、訪れた人を「ほっこり」「うっとり」させる不思議な魅力があるのです。本書は、祇園甲部最古参芸妓・小まめ姐さんと、元芸妓でクラブ「米(よね)」のママの“祇園の生き字引”2人が、この花街の魅力や仕組み、お約束事などを明かします。祖母・母も芸妓だった小まめ姐さんは祇園町に生まれ、13歳で舞妓になって80余年。大正・昭和・平成それぞれのお座敷や、芸妓の晴舞台・都をどりの思い出、今だから話せる恋の話や水揚げの秘話など、祇園に生きて見たもの、感じたことをはんなり語ります。芸事の厳しい修業や一流の人を接客して身につけた“祇園の教訓”、気になるお茶屋遊びのマナー、理にかなった「一見さんお断り」の理由などと共に、祇園の意外な素顔がわかる本。大正や昭和初期の貴重な写真も満載。『祇園に生きて』を改題。
目次
第1章 祇園に生まれて
第2章 舞妓になって
第3章 戦争が来て
第4章 恋に落ちて
第5章 そういうもんかいな
第6章 お座敷は楽しおすえ
第7章 祇園歳時記
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真竹
4
芸妓さん二人が口を揃えて仰るのが、「恋しても、恋に全てを賭けない」だったのがとても印象的。芸と恋を両立して身を立ててきた二人の生き方に、芯の強さを感じます。昔の芸舞妓の世界は、今よりもおおらかに見えるのは気のせいでしょうか。2018/04/13
ず〜みん
3
芸妓さんの経験を語ったエッセイ。さらっと読めます。戦前水揚げした舞妓の写真が貴重だと思います。2011/12/24
kinupon
1
はんなりの言葉の意味がわかるような文章です。京都(祇園)の良さを感じます。2011/12/28
nranjen
0
はんなり、だけど一筋通ってて芯が強い。そんな女性像が浮かんできた。「祇園の女はたくさん恋をしても、恋には生きない」。すごいな。2016/08/28
わいわい
0
京都で1番好きな町、祇園。その祇園を芸妓さんが語ってくれる1冊。もともと芸妓・舞妓さんが好きで京都によく行くが、知らないこと、そして今とは違う昔の裏事情なども書かれており、とても勉強になった。今では考えられないような掟も書かれていたが、やっぱり時代は変わるもので、失われた掟もあったりどのように祇園が変わってきたかも知れた。この本の内容を踏まえて、今一度、祇園に遊びに行きたいと思う。2025/02/01
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