刑事裁判の心 - 事実認定適正化の方策 (新版)

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刑事裁判の心 - 事実認定適正化の方策 (新版)

  • 著者名:木谷明
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • 法律文化社(2004/08発売)
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  • ISBN:9784589027641
  • NDC分類:327.6

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内容説明

著者の刑事裁判官としての基本的姿勢、考え方、実務の現状への認識とその改善策、学説に対する実務的な観点からの提言、弁護士の活動への期待等をわかりやすい文体で論述。「富士高校放火事件」に関する記述を大幅に書き改めた新版。

目次

序章 刑事裁判の心(N地裁A判事 ある取込み詐欺事件 ほか)
第1章 事実認定の適正化(裁判官生活を振り返って 事実認定適正化の方策 ほか)
第2章 裁判官からみた弁護人活動―とくに否認事件の争い方を中心として(弁護人活動の難しさと重要性 弁護人活動をいっそう困難にしている主たる要因 ほか)
第3章 犯人の特定(「犯行と被告人との結びつき」の認定に関する基本的態度 目撃供述、犯人識別供述による認定 ほか)
第4章 いわゆる臭気鑑別書の証拠能力(臭気選別実験の実際 裁判例の概観 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

35
多くの無罪判決を出したことで有名な刑事裁判官の講演や論文をまとめたもの。お父さんが囲碁のプロ棋士だったという木谷さん。本人は勝負に徹しきれないと謙遜しますが、徹底的な理詰めで無罪を言い渡したため、検察の上訴は1回しかなかったとか。「捜査官も人間である以上、自分に都合の良い証拠を作出しようとすることがある」「刑事裁判の事実認定は、あくまでも検察が合理的な疑いを容れない程度の証拠を提出したかどうかを判定する作業」などズバッと言い切る姿勢が、裁判官らしくなくて、新鮮です。2021/01/02

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