NHKブックス<br> がんばれ仏教! お寺ルネサンスの時代

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NHKブックス
がんばれ仏教! お寺ルネサンスの時代

  • 著者名:上田紀行
  • 価格 ¥838(本体¥762)
  • NHK出版(2014/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140910047

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内容説明

あきらめないで! 仏教に期待すれば社会は変わる

日本仏教が葬式仏教と呼ばれるようになって久しいが、どっこい志のある僧たちが、いろいろな活力ある仏教の実践を行っている。NPOを寺で主催したり、舞台公演・アート展を通して、ネットワーク作りを行うなど、新しい世代の活動・思想を追いながら、仏教にいま何が求められているのか、お寺に何ができるのか、これからの仏教の行方を展望する。

目次

序章 仏教は面白い!
第1章 生きているスリランカの仏教
第2章 出会いを力にする―有馬実成
第3章 魅力ある寺・僧侶とは
第4章 縁起に生きる
第5章 “ホトケ”はどこにいる?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takeapple

22
現代の仏教がどうなっているのか、どうすれば日本仏教は再生するのかを温かい眼差しで語っているので、グイグイ読んでいける。この本が書かれてから14年の歳月が経つので、ここに出ているお坊さんやお寺がどうなっているのかも知りたくなるが、自分の周りのお寺を見ると、縁起に生きようというお寺が少しずつ増えてきているのかなあ、でもそれは本当に少しなんだろう。日本の歴史の中での仏教として、マインドフルネスとか御朱印ブームとかも考えてみる必要があると思った。上田先生の本も久しぶりだったけど、また読み返す必要ありそうだ。2018/08/11

gotomegu

14
1ダース文庫より。葬式仏教のままだとまずいのではないか。そう考えた住職たちが、お寺にひとが集まるしかけをいろいろとやっている。仏教の修行にきている世襲僧侶についての話は、医者のこどもと一緒だ。自ら職を選んでいるわけではないので、女、金、車のことしか考えていない・・みたいな。そんなお寺の檀家は不幸だ。中学の国語の先生は寺の息子だったけど、派手な車に乗って遊び歩いていたようで、宗教家とはとてもいえるふるまいではなかった。実家の近所のお寺の住職は、借金してお寺の土地を売ってしまい、寺から追い出されてたな。2021/03/12

可兒

6
仏教教団、とくに永平寺や本願寺が多く社会活動に力を入れていることは知っていた。この本でさらに見聞が広がった。しかし、それでも「がんばれ」と激励されてしまう仏教の衰退が、なんとなく悲しい2009/08/01

田蛙澄

3
経理の透明化とNPO活動、海外支援、ホスピス活動、作家活動などを行い仏教の活性化をしてる僧侶たちの姿を紹介し、また現代の葬式仏教の形骸化を批判している。それなりに面白いがやはり一部のやる気のある僧侶についての特殊事例集という感は否めない。最近は樹木葬や散骨、直葬も増えてるらしいし、この本が10年前の出版であることを考えると、結局すたれる一方で仏教は斜陽産業のままなのだろうなあという感じがした。まあ、墓新しくしたり葬式したりする場面でも坊さんはただのにぎやかしの人みたいな感じしかなかったしなあ。当然の帰結。2016/09/23

Free

3
本当に面白く、読みやすかった。新しい分野の本を読むときってとてもワクワクする。興味を100%満足させてもらえたし、読みたい本も増えた。私の縁起を見つめなおし、これからも大切に生きていきたい!自分がきちんと成仏したいと思えるお寺を見つけないと✨2015/12/06

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