内容説明
ホームズがダライ・ラマと会った!ワトスンの遺稿から、チベットで活躍するホームズの物語を発見!パロディー小説の傑作。
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目次
凡例
ホームズの移動経路
用語解説
1 入国
2 ツァロン氏との出会い
3 消えたヤクの群れ
4 危機一髪
5 ダライ・ラマの失踪
6 狙われた密書
7 ダライ・ラマに謁見
8 聖域の殺人
9 高僧の脱獄
10 ダライ・ラマを護る
11 雪男の謎
12 さらば、チベット!
訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽま
2
短編連作形式、いわゆるオムニバス形式のパスティーシュ。ホームズの大空白時代、特にチベット滞在を主眼に置いた作品。地の文はワトスンの手記だが、それは極端に少なく、物語の大半はホームズの語りによって進んでいく。チベットでも、ほぼ片っ端から初対面の人間の人物像を推理しまくるホームズのキャラクターは、やや正典よりもしつこさが残るが、許容範囲内。端々に日本の話題が出てくるのは、日本人シャーロキアンならでは…ではなく、ホームズの広範な知識ならでは。2012/03/08
Jun Shino
0
いわゆる大空白時代もの。えーっという設定もあるが、それなりに練られている。1891年に死亡とされたホームズは聖典によれば2年間チベットを旅行し、ラサを訪れ、ダライ・ラマと数日間を過ごしたことになっている。この本は、チベット潜入から滞在、そして去るまでの2年間を綴ったものである。当時のチベットの状況がよく調べられており、まだ少年のダライ・ラマとホームズの話が興味深い。ホームズは政治的に不穏なものも絡む事件を次々と解決する。ラストにかけての暗殺阻止からイエティ探し(笑)の仕掛けはちょっとえーとなった。 2017/09/18
アルクシ・ガイ
0
「シャーロック・ホームズ、日本へ行く」だったら、興味津々で読めたんだろうけど。2013/07/15
tk__books
0
「シャーロック・ホームズ」シリーズ2016/09/18