内容説明
心理学という狭いカテゴリーではなく、人間の本質を遺伝子レベルまで追求し、あらゆる角度から人間の行動原理を分析する、藤田徳人医師の最新作。人はなぜ、勉強しなくてはならないのか? その本当の理由を生物学的に分析、わかりやすく解説する一冊。まず、勉強する本当の理由を説くために、「自由とは何か」「人は何のために生きているのか」など人が生きていく上での重要な問題からアプローチ。また、「子どもはなぜ親の言うことを聞かなければならないのか?」「なぜ娘は門限を守らなければならないのか」「セックスに早熟だとなぜいけないのか」など、親が説明しづらい子どものやっかいな質問にキチンと対応できるという内容も豊富に盛り込んでいる。子どもと正面から向き合い、今の日本の状況、そして将来の自分、生きる意味、そういったものをオブラートに包まずに伝えさえすれば、子どもの勉強へのやる気は確実にアップする!という著者渾身の一冊。
目次
第1章 「自由」と「特権」の本当の意味(誰もが手に入れたいもの、それは自由 自由とは何か? ほか)
第2章 人は何のために生きているのか(何のために生きているのか?→子孫繁栄のため→タブー 生物は子孫が殖えやすい方向に進化する ほか)
第3章 生きるための戦い(生きていくための優先順位 人間には天敵がいない? ほか)
第4章 男の子が勉強する意味(男性と女性の子孫繁栄方法の違い いよいよタブーの領域へ ほか)
第5章 女の子が勉強する意味(女の子が勉強する意味は男の子ほど単純ではない 男性はなぜ妻子を見捨てる傾向にあるのか? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようかん
1
割と生物学的に説明されている本。人間の本能的行動の中で一番の優先されるべきことは目の前の敵と戦うこと(逃げること)なので人間に意欲を持たすには敵を作ること。子供に教えるべきは国際競争に勝つ学力をつけることだそう。2013/12/06
Y.s
0
子どもに質問されたら答えられる自信がないな…とふと思いこちらの本を読みました。2004年に発行されたものですが、移民問題・女性の子育てなど書かれている通りになっているのではないかと思います。今は一人の子を持つ親ですが、子供の為にも自分の為にも改めて勉強していきたいと思いました。読んでよかったです。2014/08/22
ホセ
0
[図]教育の現場では扱いにくいであろう、権力や性欲(セックス)について勉強の目的と絡めてかかれている。いろいろなっとく。2009/05/18
-
- 電子書籍
- 庄野潤三電子全集 第7巻 1971~1…
-
- 電子書籍
- ラーメン赤猫 4 ジャンプコミックスD…
-
- 電子書籍
- 橘和奈 突如女神が舞い降りた!
-
- 電子書籍
- 妖怪学校の生徒会長【分冊版】 7 電撃…
-
- 電子書籍
- 最新 赤ちゃんの名づけ新百科