内容説明
米は野菜? インターネットでスシ修行? オシボリで顔拭きは世界共通? ジョン・レノン・ロールって何? 日本のスシは世界でどのように食べられているのか――あくなき探求心をパスポートにして、回りに回ったパリ、ロンドン、アムステルダム、N.Y、L.A。満腹、眼福、感服の「目からウロコ」世界一周スシの旅。
目次
PARIS―食の伝統に挑むスシの魅力(パリに回転スシを食べに行く理由または、私はなぜ痛烈な後悔の念に駆られたか サーモンとマグロが好きなフランス人はハシを使ってスシを食べるのがとてもうまい ほか)
LONDON―欧州スシ・ブームの震源地(ランチタイムを席捲するサンドイッチ伯爵のこれがニューブリティッシュ回転スシだ 名門ハロッズはスシのショーウィンドウ 英国版マッサージつき居酒屋に未来はあるか? ほか)
AMSTERDAM―前衛と本格のスシ最先端(スシを制する者がEUを制する 次はバルセロナと狙いをつけるニルスの真面目な旅 スシは旅行者が伝える平和の味 ついに登場したインターネットのスシ・ハッカー)
NEW YORK―スシは頭で食う料理(大西洋を横断してニューヨークへ スシはジューイッシュの律法にかなっているか 情報革命にさらされた世界の先進都市で江戸時代のファストフードがいま流行るワケ)
LOS ANGELES―独自の進化を遂げたネオ・スシ(スシ屋にはダイナマイトがある 食文化の受容と変容の立場に立ち会った証人たち カリフォルニアロールが生まれて30数年「ふるさと」に定着したスシ文化の百貨繚乱 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
38
非常に興味深い内容で、回転寿司が段々と世界に進出していっているのが、よく分かりました。日本の寿司が、世界で受け入れられていっているのを知るのは、嬉しいものです。日本ではありえない食のエピソードが多数書かれていて面白かったです。焼き鳥のタレで寿司を食べたり、酢の入っていない手巻き寿司のパーティー(笑)、ひどく甘いヒジキを著者が食べさせられたりと、面白い内容でした。それにしても、海外で回転寿司を広めようとする社長さん達は本当にエネルギッシュですね。さらに寿司が世界に広まっていくだろうと感じさせられました。2015/02/25
玖良やまだ
1
reader2011/11/06
けいと
0
これは書評をみて、借りました。これを読んだあと、偶然にフランスのパリで回転スシのお店にはいって、もしや記載していたとこ??と思って、再度図書館で借りたらそのお店でした!本で出会った偶然で、本を読むとこんな素敵なことがあるんだと気付かせてくれた本です。