原子論の歴史 〈上〉 誕生・勝利・追放

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原子論の歴史 〈上〉 誕生・勝利・追放

  • 著者名:板倉聖宣
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 仮説社(2004/04発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784773501773
  • NDC分類:431.11

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内容説明

科学史と教育を専門とする著者の40年来の研究が結実。これまでの原子論についての通説を覆す画期的な論文です。
 古代ギリシアでデモクリトスなどがはじめて提唱して誕生した「原子論」。その古代原子論は,空想的に過ぎ,すぐにアリストテレスなどによって葬り去られたと思われていました。しかし事実は違います。古代においても原子論はエピクロスやアルキメデスに引き継がれ,人びとに受け入れられて勝利していたのです。ところが中世になると,キリスト教によって,「原子論=無神論」は追放されてしまうのです。

★★ もくじ ★★
第1章 ギリシアの社会と哲学の誕生
 ……原子論の誕生
第2章 アリストテレスの科学研究
 ……「古代最大の哲学者」の生涯と原子論
第3章 科学になった原子論
 ……重さに目をつけたエピクロス
第4章 その後の逍遙学派と原子論
 ……ストラトンの〈真空論〉と重さの研究
第5章 アルキメデスの科学と原子論
 ……付録:医学者エラシストラトスと原子論
第6章 ローマのエピクロス主義者たち
 ……「原子の詩人」ルクレティウスとその他の詩人たち
第7章 紀元1~2世紀の原子論
 ……セネカとルキアノスの時代
第8章 偽預言者事件と原子論者たち
 ……キリスト教の国教化とギリシア哲学の追放
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目次

第1章 ギリシアの社会と哲学の誕生―原子論の誕生
第2章 アリストテレスの科学研究―「古代最大の哲学者」の生涯と原子論
第3章 科学になった原子論―重さに目をつけたエピクロス
第4章 その後の逍遙学派と原子論―ストラトンの“真空論”と重さの研究
第5章 アルキメデスの科学と原子論―付録:医学者エラシストラトスと原子論
第6章 ローマのエピクロス主義者たち―「原子の詩人」ルクレティウスとその他の詩人たち
第7章 紀元1~2世紀の原子論―セネカとルキアノスの時代
第8章 偽預言者事件と原子論者たち―キリスト教の国教化とギリシア哲学の追放

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Narumi

3
原子論のことは(も)よくわかっていなかったことがわかりました。原子論とは古代ギリシャから始まり、哲学と不可分のものだったんですね。というわけで、この上巻は全面的に古代ギリシャの話です。科学のベースに哲学があるということか…。コロンビアの大学(コロンビア大学ではない)に文学専攻よりも哲学専攻が多いのはなぜなのかと前から思っていましたが、つまりすべてのベースに哲学があると。「〇〇派の誰々」と固有名詞だけ知っている人の背景や繋がりがよくわかります。2021/10/09

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