内容説明
ロビンは、ディ・バラ家に蔓延する“結婚”という呪いに脅えていた。一生ひとりの女に枷をはめられるなど、とても受け入れがたい。呪いを解いてくれるという人物を求めて旅立った彼は、立ち寄った修道院で殺人事件に遭遇してしまう。「わたしたちを殺すつもりで、戻ってきたのね!」突然言葉を投げつけてきたのは、透き通るような白い額に果実のような唇を持つ、美しい修道女だった。彼女の姿を前に、金縛りに遭ったかのように体が動かなくなって、ロビンはめまいすら感じた。彼女こそ、わたしを翻弄し、破滅させる女に違いない!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
11
兄弟や父までもが次々に結婚してしまい、仲が良かった兄弟がバラバラになってしまったことに納得がいかない五男のロビン。これは呪いに違いない、自分は結婚しないぞと決める。この結婚の呪いを解く鍵となる人物に会うためにとある修道院に赴く。ときに修道院では殺人事件が起こり、ロビンが事件を調べることになるが、そこの見習い修道女を見て愕然とする。この娘が呪いの自分の運命の相手だと一目でわかったから。ディ・バラ家に愛着が湧いているのでそれなりに楽しめたけど、テンポが少し悪いかも。2023/08/01
こえん
1
兄弟たちや父までもが次々と結婚するのは、呪いに違いない!と呪いを解く術を探そうとしたヒーローと、ヒーローが立ち寄った修道院の見習い修道女ヒロイン。とにかくヒーローが思い込みに従って行動する姿が、なんだかとってもおバカさんでナイス。私が親族なら、ここぞというときにからかい続けるな、きっと。2010/04/01
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0
途中で挫折。 ヒロインがあまりにもヒステリックで、読んでいてしんどくなった。。。 しかし・・・今までこのシリーズ、全部おもしろかったのに、今作は説明文調になってて、まったくストーリーに入っていけなかった。 残念! ★ 2014/10/23
くろうさぎ
0
ディ・バラ家五男のロビンのお話。成長記とでもいいましょうか・・・・。しかも、お相手は、スティーブンの妻ブリードの親戚です。今回は人がたくさん死んでしまいましたね・・・。2010/07/28