シブヤから遠く離れて

著者名：岩松了【著】

ポット出版（2013/12発売）

• ISBN：9784939015625

内容説明

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廃墟になった家に思いを残す青年と、蝕まれはじめたわが身をもてあます女の、現前化しない「愛」の物語。出演・二宮和也、小泉今日子、作・岩松了×演出・蜷川幸雄の異色タッグによる話題の舞台の脚本。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちい]

舞台をみて、もっと深く知りたくて読みました。ストーリはだいたい把握してましたが、文字で読むと、より一層入り込めた気がします。

2016/12/18

[nightowl]

幼馴染のケンイチとかつて住んでいた場所で会ったナオヤ。ちょうどケンイチの誕生日だったがナオヤはそれを忘れていた。プレゼントを買ってくると出て行ったナオヤ。すると現在の住人が登場する。身持ちの悪そうな女、マリーと彼は知り合うが会話は噛み合わず…／分かり易い話でもなく、かといって理解を拒んでいる話でもないので歯切れが悪い。舞台となる場所に住んだ人や関係する人がもしも出会っていたら、という架空の話（現前化しない愛の物語と冒頭に有）を整理しきれぬまま創り上げた印象。籠の中の鳥というモチーフの使い方は安易すぎる。

2016/08/14

[煎餅]

もう一回読むと理解が深まりそう。

[たっつぁん]

過去、現在、未来という時間というもののうねりと、人の出会いに関して深いところを触られている感覚の本。もうちょっと深く読み込まないと駄目だな～と思わされる作品。

2012/03/08