中公文庫<br> 花輪大八湯守り日記 湯けむり浄土

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中公文庫
花輪大八湯守り日記 湯けむり浄土

  • 著者名:高橋義夫【著】
  • 価格 ¥712(本体¥648)
  • 中央公論新社(2012/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784120035043

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内容説明

新庄領外れの山深い湯治場、肘折温泉。二十歳の藩士で具足術の名手・花輪大八は私闘を咎められ、勘当同然にそこの湯守り役を与えられた。湯守りとは温泉を管理する村役で、収入は湯銭と酒代。勤番の老人・勘兵衛、張番の次郎吉、世話役の六兵衛や奉行所の手先・伝兵衛ら一筋縄ではいかない連中との毎日が始まった。そして、いわくありげな湯治客たちが今日も肘折を訪れる……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あいべきん

2
なるほど、こういうお仕事もあったんですね。勉強になります。大八の人柄がいまいち掴めず。村民からも慕われているのかそうでないのかよく分かりませんでしたw2019/09/11

星落秋風五丈原

1
二十歳の藩士で具足術の名手・花輪大八は希望なき部屋住の身。同じ部屋住み仲間を人質に取られて、他の藩士と立ち会う羽目に。相手を殺しはしなかったものの、私闘を咎められ、勘当同然に。喧嘩っ早くてすぐアツくなる別名『火花の大八』と呼ばれる弟を心配した兄が、「ちょっと頭を冷やしてこい。」と追いやった先は、新庄領外れの肘折温泉。ここの用心棒ではなく、湯守りとなった大八。いくらなんでも山深い湯治場なら、何も起こらないように見えたが、それは大きな間違いだった。2004/04/21

あかんべ

1
きっかけは友をかばっての喧嘩だった。「火花の」と二つ名を持つ大八。肘折温泉の湯守をあてがわれるが、朝、鎧通しの稽古をし、夜、終い湯に入る事以外これという用事はない。すぐ飽きるか、逃げ出すかと思うきや湯治場の町人衆に慕われ、一年の予定を繰り延べる。湯治場に住む人々のしたたかさと、さっぱりした大八の性格が読んでいて気持ちがいい。2012/01/16

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