出版社内容情報
感動の書き下ろしを収めた衝撃の新編
この世の暗く苦しい夜の道を照らす光を求めて。
学問ではなく、教説でもなく、生きた仏教を知るための最良の1冊。
かつてインドに「仏教」はなく、「ブッダの教え」「ブッダの考え」があった。はたして「ブッダの教え」とはいったいなんだろうか。「仏教」とは違うのだろうか。たしかなまなざしとしなやかな思考でリアルな仏教のすがたを描きだす書き下ろし。そして、河合隼雄氏、玄侑宗久師との軽妙かつ玄妙な対話、豊かな味わいを醸しだす、熟成されたエッセイを収録!
<著者のことば>
仏教の大事なところは、人のこころにかかわることなのではないかと私は思う。こころが変わる。こころを変える。こころが変わることで、からだも変わる。こころとからだが変われば、生きかたや暮らしかたも変わる。希望という手垢のついた言葉も、再びいきいきと新しく感じられてくるだろう。仏教が趣味、という人がいてもちっともかまわないが、それだけでは惜しい。仏教はこの世の暗く苦しい夜の道を照らしてくれる光であってほしい。
五木 寛之[イツキ ヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
かつてインドに「仏教」はなく、「ブッダの教え」「ブッダの考え」があった。はたして「ブッダの教え」とはいったいなんだろうか。「仏教」とは違うのだろうか。たしかなまなざしとしなやかな思考でリアルな仏教のすがたを描きだす書き下ろし。そして、河合隼雄氏、玄侑宗久師との軽妙かつ玄妙な対話、豊かな味わいを醸しだす、熟成されたエッセイを収録。
目次
第1部 仏教のこころ(仏教ブームとはいうけれど;睡眠薬より仏教史;仏教を求めるこころ ほか)
第2部 仏教をめぐる対話(河合隼雄さんとの対話;玄侑宗久さんとの対話)
第3部 わがこころの仏教(仏教の受け皿;親鸞の夢告げ;蓮如への旅 ほか)
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年9月福岡県に生まれる。生後まもなく朝鮮に渡り47年に引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。その後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどをへて66年『さらばモスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青年の門筑豊編』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。『青春の門』シリーズは総数2000万部を超えるロングセラーとなっている。81年より一時休筆して京都の龍谷大学に学び、のち文壇に復帰。小説のみならず、音楽、美術、歴史、仏教など多岐にわたる文明批評的活動が注目されている。また、『日本人のこころ』シリーズなどにより第50回菊池寛賞を受賞、英文版『TARIKI』はアメリカで2002年のブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれ、さらに2004年、第38回仏教伝道文化賞を授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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