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内容説明
恩恵は期待するが、近づきがたい―これが科学の一般的なイメージである。しかし、科学の考え方は常識から「掛け離れている」わけでも、常識に「反している」わけでもない。その秘密は常識を「鍛え上げる」という、科学者たちの創意工夫のうちに、実は隠されていたのだ。本書は古代のタレスから近世のガリレオ、さらに現代のアインシュタイン革命までを現場感覚で丁寧に検証しながら、科学的思考の本質を描き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
7
ホッチキスは「ステープラーと呼ぶのが正式らしい。アメリカのB・B・ホッチキスという人が、19世紀の後半に発明したということで…かれの設立した会社の名で呼ぶようになったのだろう…ところが発明家ホッチキスは、弾丸や連発機関砲の開発と製造で身を立て、連発式のライフル銃をつくったことで有名な技師でもあった…年輩者のなかには綴じ針のことをどういうわけか弾と呼ぶ人がいる。しかし、もともとホッチキスが発明家ホッチキスによって、弾丸送りの装置をヒントに発明された史実からすると、綴じ針はほとんど文字どおり弾である」2016/03/16
おなかム
1
Ancient greeceからの一連の流れ、飛び飛びでは会ったがガリレオの話を軸にScienceの近代化の話まで一連の科学関連を哲学→神学の流れで。神学に導入された相対理論の話はイマイチ心動かされないが、事例として読むのは楽しめた。僕ならもう少しマシなモデルを作れる自信がある。 下の方に難しいとのコメントがあるので、一般の方には少し難しいかもしれない。この本が難しいと思われたが、科学的な事に興味があるのであれば、これより簡単なバージョンの『村上陽一郎著・新しい科学論』等をオススメしたい。2011/11/24
石ころ
0
確かに最初はものつくりの視点だった。最初だけね。あとはもう難しくて投げ出しました。2013/07/27
ひつじ
0
難しくて、眠くなった。なんとなく言いたいことはわかるけど全体として何が言いたいか明確にわからない。まだ早かったかなー。2013/07/03
結城あすか
0
この本を理解できるのは、たぶん高等な論理パズルの好きな人種なんだろうけど、まぁ一般的な理系的思考とは無関係だと思うにょ。こんな複雑でわかりにくい理屈をこね回さないと理解できないぐらいになってしまった科学は、もはや科学者の専売特許になってしまって一般人の理解不可能な学問になったということを、身を持って実感させてくれる本だということだにょ。2004/11/01




