基礎情報学 - 生命から社会へ

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基礎情報学 - 生命から社会へ

  • 著者名:西垣通
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • NTT出版(2004/02発売)
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  • ISBN:9784757101203
  • NDC分類:007

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内容説明

既存の学問分野をIT利用を前提に並列的につなぐのではなく、情報とメディアを統一的・体系的に考察することで情報から出発する思考の本質的な意義と限界線を探る基礎情報学。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

第1章 基礎情報学とは何か(基礎情報学 生命情報/社会情報/機械情報 ほか)
第2章 情報の意味解釈(意味と価値 生命システム ほか)
第3章 情報の意味伝達(メディアのつくる擬制 近代社会とマスメディア ほか)
第4章 総括と展望―マスメディアとインターネット(生命/社会/機械の情報学 新たな社会システム)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shin_ash

5
細胞の集まり組織でとか人の集まりが社会でとかナイーブな理解で安易な階層構造を考えてしまいがちだが、そこにオート・ポイエーシスな自律性と自律性を否定せず観察者の視点移動でこの階層関係を上手く説明する。そう言う道具立てをもとに情報における“意味”とはなんぞやに迫った論考だと思う。細胞レベルからの連続性を説明できているから生命情報から社会情報、機械情報にシームレスな繋がりを見せる。その繋がりを前提しながら意味の位置づけを炙り出している様に感じた。最終的にはメディア論的な話題になるが、情報、意味と言ったものをどう2022/01/21

tolucky1962

3
工学の範囲を超えた情報学を勉強しなおそうと8年前に買った本を本棚から引っ張り出して、じっくり読んでみました。2013/06/26

Max Brown

3
情報学の基礎となる理論的視座を整備しようと試みる野心的な著作。著者は、「情報」を「生物」から捉えるという前提から出発し、閉鎖的・自己創出的なシステム理論の生物学的知見を導入して、社会システム理論にまで昇華させる。通常の社会システム理論と異なる特徴的な点は、社会システムを階層化(マスコミュニケーションシステム-機能分化システム-心的システム)する点、機能分化システムの観察を社会システムの作動とみなすルーマンに対し、本書は観察者をあくまで心的システムに限定する点である。パースの記号論との比較も面白い。2013/02/28

ネクロス

2
この間著者を含む数名のパネルディスカッション聞いてきたので。情報を生命活動に関わるものとしてとらえていく。「パターンを産み出すパターン」という自己言及的な定義も。続巻も借りたが、時間的にも読めるか怪しい。2014/03/27

Go Extreme

1
基礎情報学にいたるアプローチ/情報と意味創出 ネオサイバネティクスの誕生: 情報をめぐる2つのパラダイム 論理主義とコンピューティング・パラダイム コンピュータと情報理論 サイバネティック・パラダイムの端緒 多元宇宙の哲学 二次サイバネティクスと構成主義 ネオサイバネティクスの展開 オートポイエーシス理論 機能的分化社会理論 ラディカル構成主義心理学 システム文学論 基礎情報学の核心/生命にもとづく情報学 新実在論と生命哲学 人間のための情報技術/AIという衝撃 AIの論理と誘惑 データ至上主義からの脱出2021/07/23

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