内容説明
1990年代以降の「大停滞」については、金融政策の誤りではなくて、日本が構造改革に取り組まなかったからだという説が主流である。しかし、構造論者が、いつ、どのような構造改革を怠ったから日本の実質成長率が低下したのかという問いに、まともに答えてはいない。構造問題説とは、雑多で、内容のない、誤った議論の寄せ集めなのである。本書では、むしろデフレから脱却することこそが、真の構造改革であると考え、金融政策の誤りがいかなる経路で大停滞をもたらしたのかを分析。金融政策とは金利を決める政策ではなくて、物価を決める政策であるという観点に立って金融政策の誤りを検証し、どのように金融政策の誤りをただすかを具体的に提言していく。このままでは3000兆円の日本の富が失われてしまう! すべての原因は金融政策の誤りにある。間違いだらけの日本再生論を排し、徹底した実証分析による正しい処方箋を提示する。
目次
第1章 一九九〇年代以降の大停滞を検証する<br/>第2章 大停滞は、なぜ起こり、なぜ続いているのか<br/>第3章 実質賃金の高止まりは、なぜ不況を長期化させるのか<br/>第4章 ほどけない日本のシステムがもたらした停滞<br/>第5章 なぜアメリカの大恐慌は終わったのか<br/>第6章 なぜデフレから脱却しないのか
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