内容説明
圧政に苦しむ教会派と、支配者の傲慢に安住する聖典派。両者の心情を理解するが故に、民衆の指導者として立ち上がったリィーン。彼が、生涯の最後に選択したのは? そして、ダグラスとの友情の行方は――。大地に根を埋める巨木のごとく力強き筆致で、人の彩なす歴史を紡ぎ出した花田一三六渾身の書き下ろし、最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fap
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リィーンとダグラスが、半ば諦めた民衆をひっぱり、独立の気運を高める話。 次へつながる第一歩としての立場を、嫌になるほど自覚した二人の人生が描かれる。 でもなんだか薄い。 各章のエピソードに連続性が感じられず、ぶつ切りになっている。 終わり方も唐突で、彼らのとった行動が、次代に受け継がれるように見えない。 そうそう、あとがきが面白かったです。2014/10/22
月華
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図書館。2004年1月発行。最初に登場したコノリーは何気に最後まで暗躍していました。まさに歴史物語という感じでした。2013/01/08
k.k
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★★★★☆2009/05/14