ハヤカワ文庫JA<br> フェイダーリンクの鯨

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ハヤカワ文庫JA
フェイダーリンクの鯨

  • 著者名:野尻抱介【著】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • 早川書房(2013/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150307462

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内容説明

〔クレギオン2〕麻薬組織の追跡を振りきり、とある太陽系に逃げこんだミリガン運送のロイドとマージ、新任航法士の少女メイを救ったのは、ガス惑星フェイダーリンクのリング上で暮らす人々だった。しかし惑星の太陽化計画によって、彼らの居住地は消滅の危機を迎えていた。ロイドらは一計を案ずるのだが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶるっちゃ

14
宇宙船乗りとリングとクジラのお話。宇宙クジラと聞くとマクロス7を思い出すんだけど(あれは銀河クジラだけど)、宇宙を巨大なクジラが泳ぐってイメージは何でこうもしっくり来るのだろうか。 舞台となるガス惑星やリング、コロニーなどの設定がやけにしっかりしていて、決して重くはないストーリーの中にハードSFっぽいエッセンスが効いているのもまた良し。2016/04/19

ぽんすけ

12
元気がなくなった時はクレギオン。子供の頃からの愛読書でいつでもワクワクをくれる。最近のSFって設定がものすごく凝っていてそれはそれで面白いんだけど、昔ながらの宇宙!冒険!ドキドキ、ハラハラ、ワクワクをストレートにくれるこのシリーズが大好き。社長のロイドは酒好きで女好きだけど宇宙への熱い想いを持ち続けていて、おっさんでイケメンじゃないし中年だけどカッコイイんだわ。仕事がバリバリできて度胸があってといい女の代名詞みたいなマージが、危ない橋ばっかり渡って実入りの少ないミリガン運送に居続けるのはロイドのあってこそ2022/03/22

klu

12
満腹状態になってきました。ちょっと宇宙ものは休止に入ります。2017/05/25

チョモ

9
ヴェイスで新任航法士メイが加わって、快調に飛ばすミリガン運送。今回彼らが遭遇したのはガス惑星フェイダーリンクの輪の中にあるコロニーで暮らす人々…と、地上げ屋?(ちょっと違うか^^;)。人々の営みに纏わる描写が多く、生活感溢れるSFを堪能出来ました。流石野尻氏、宇宙を"身近に"書かせたら随一ですナ。まるで申し合わせた様な終盤の展開に、少し時代劇っぽさを感じたのは自分だけでしょうか。前巻もそうでしたが、科学考証をスパイスにしながらも、物語的なツボはかなり古風な所を突いてくるんですヨネ。このギャップが堪らない。2013/12/11

ニミッツクラス

9
クレギオンの2作目。ガス惑星フェイダーリンクのリングかぁ・・歳取ったせいか、マイノリティな設定には探求や執着より哀愁を感じるようになった。子供たちは僻地でも宇宙船の中でも適応して育つが・・その故郷すらなくなる驚天動地のガス惑星太陽化計画。リングのコロニーの人々に世話になったミリガン運送の面々は、計画の頓挫を図って一計をめぐらすことに。調査船のパイロット、クリスも巻き込み、挙げ句に嘘から出た真と言うのか瓢箪から駒みたいなお約束の結末に、環境省のミュラー査察官もいい味出して・・。★★★★☆☆2011/09/17

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