光文社文庫<br> 残照 - 長編小説

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光文社文庫
残照 - 長編小説

  • 著者名:小杉健治
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 光文社(2014/01発売)
  • 梅雨を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/14)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334736200
  • NDC分類:913.6

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内容説明

終戦直後の混乱と貧困のなか、男たちは出会った。それぞれの道を懸命に生き抜き、人生の最晩年を迎えた彼らの目に、現在の日本は腐敗しきって見えた。そんな折り仲間の一人が病死。日本をだめにした「戦犯」6人を〃処刑〃するという彼の遺志を継ぎ、老人たちは最後の闘いを開始するが……。様々な社会問題を俎上(そじょう)に載せつつ、ミステリーとしても存分に楽しめる傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えみ

58
戦争の罪と現代の深い闇が事件に纏わる人々を通して描かれている。危うい決意を苦い思いで読み進めたが、この事件の根底、本質を知った時、誰しも陥る虚しさなのかもしれないと感じた。いじめ、ストーカー、汚職、引きこもり…社会問題の渦中に身を置く人々がいる一方で、この国を憂い犯罪を企てた高齢者がいた。腐敗する日本。何故こうなった。戦争で受けた苦しみ悔しさ理不尽さ。厳しい戦中戦後を生き抜いてきた高齢者達は貧しさと飢えの中で出会い、必死に日本を立て直してきた。そんな彼らの絶望と怒り、そして哀愁がすごい。…気持ちは分かる。2021/08/11

kaikoma

3
フィクションであっても、歴史や社会問題を軸にしたものはやはり読み応えが有りますね。主人公のような考え方に基づき、本当に事件として起きてしまったら、それはそれで問題ですが・・・。中盤までは間違いなく読み所満載で、最後までそれが続けばなと感じます。2016/07/25

もも

3
人生の最後に仲間と「日本をだめにした戦犯」を処刑する犯人目線からの物語…と思っていたらそんな単純なものでもなく、500ページ近くと少しぶ厚めですが、あっというまに読み終わってしまいました。本筋とは逸れますが、冤罪で結婚がだめになった青年が、これで駄目になるなら結婚してもきっと何かで駄目になってただろう。まだ今の年齢ならやり直せると考えてたのには、なるほど!と思いました。2016/09/03

ひでのすけ

2
敵前逃亡した上官や敗戦を見越して軍事物資を横流ししてうまく立ち回った者等々、敗戦の動乱で成り上がった人は実際多いでしょう。もちろん、ずるいし卑怯だし奸物ではあるのだが、やったもん勝ちという面もある。実際、清廉潔癖の人ばかりが世の中を動かすなんて無理な話ですから。まぁ、そんな輩に天誅を見舞おうという設定は面白く読み進めていきましたが、ほとんど忘れかけていた冒頭の人物とここで繋がるんですねぇ。なんとなく強引な感も否めませんが、壮絶な過去を背負った者でなければ、この仕事は成し遂げられないでしょう。2022/03/20

西君04

2
中盤までの展開に期待していましたが、結果はいまいち消化不足といった感じです。登場人物が多く、それぞれからのストーリーがうまく絡んでこない、盛り上がりに欠ける、なぜそこに行き着くのか、自身の評価では基準以下でした。2018/12/28

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