ことわざの謎 - 歴史に埋もれたルーツ

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ことわざの謎 - 歴史に埋もれたルーツ

  • 著者名:北村孝一
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 光文社(2014/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334032296
  • NDC分類:388.8

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内容説明

西洋から入って日本語に定着した8つの代表的なことわざのルーツと謎を解くことによって、日本語の意外な特性が見えてきた! ふだん使っている言葉に隠されたドラマ。(『ことわざの謎~歴史に埋もれたルーツ~』改題)

目次

第1章 生き残ることわざ―二兎を追う者は一兎をも得ず、一石二鳥
第2章 日本的解釈はなぜ生まれたか―艱難汝を玉にす
第3章 たった一字が左右した名訳―溺れる者は藁をもつかむ
第4章 時間とお金の限られた価値―時は金なり
第5章 抹殺された表現―天は自ら助くる者を助く
第6章 未解明のルーツ―大山鳴動して鼠一匹
第7章 ことわざ本来の姿―鉄は熱いうちに打て

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mizhology

4
一石二鳥が明治期に入ってきた西諺だったとは。。。勉強になりました。翻訳の奥深さを感じました。現地に行ったことが在る無しと、本質を掴むのは別なのかと驚いたのは二度目。2015/07/21

Humbaba

2
ことわざの中には西欧から輸入されたものもある.輸入された時期は言葉によって異なるが,早いものでは関ヶ原以前という可能性すらある.また,ことわざは道徳的な意味合いを重視されやすいという傾向にある.2011/04/02

The lost FRIGATE

1
〈★★★☆☆〉外国由来のことわざについていつどこからどのように入ってきて、いかに日本のことわざと思われるまでに浸透したかを代表的ないくつかのことわざのケーススタディとして解説。言われてみればなんだけどそもそもことわざに外国由来があるとは考えても見なかった。元となる外国のことわざを見てもどこの国も同じことを考えるんだなぁって思ってたので、面白かった。2022/12/07

左近

0
日本人が当たり前のように使っている諺には、実は西洋からの翻訳が結構あるのではないか、というテーマに基づき、七つの言葉について、日本への伝来時期から社会に定着するまでを探る、実に興味深い一冊。いかにも漢文っぽい「艱難汝を玉にす」がヨーロッパ由来とは。著者の探究によれば、「大山鳴動して鼠一匹」を、中国の「泰山」とするのは誤りとなるが、以前、どこかの資料集に泰山の写真付きで紹介されてるのを見たぞ…今後はアジア言語との比較研究も視野に入れているとのこと。調査結果が続編として出版されるのを楽しみにしている。2016/04/19

結城あすか

0
ことわざの謎とかいうから、日本古来の由来のわからないことわざのルーツでも研究した本かにょ?……と思ったんだけど、扱われてるのは明治以降に西洋から伝来した(と最初から由来がはっきりしている)ことわざばかりでがっかりにょ。ひとつ面白かったのは「大山鳴動して鼠一匹」にょ。これは本来、ことわざじゃなくて『イソップ物語』の1つのエピソードらしいけど、著者の思惑を通り越して、これはもっと古く室町時代に伝えられたポルトガル語の『イソップ物語』に由来するらしいことだにょ。2004/07/16

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