内容説明
徳川幕府の存亡にかかわる機密文書「黒印状」。それを守るため田沼意次ら幕閣に一家を惨殺された矢月繋は、刺客として生きる道を選んだ。その黒印状が今まさに矢月の目の前にあった…。江戸の爛熟太平に「生き地獄」を呼ぶ、凄絶無比の剣鬼小説『虚空伝説』第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
70
虚空伝説3冊目にして完結巻というべき内容。薄々懸念していたことが的中。主人公の復讐や対立する組織との決着が、あいまいにフェードアウトして終了。ほとんど打ち切りエンドみたいなもので、それなりの着地点があるだけ良しとすべきか。シリーズとしてカタルシスがないのは大いに不満。ではあるものの、個々のエピソードはすごぶる面白く、一話一話内容に厚みがあって読み応えありまくり。ダークでノワールな雰囲気も実によろしい。著者は現在、歴史小説よりの作品を書いているようだがまたこういうハードな時代伝奇系を書いてほしいところ。2015/06/12
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