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内容説明
二〇〇三年三月、みずほ銀行築地支店長を最後に、作家・江上剛は二十六年間の銀行員生活にピリオドを打った。なぜ、彼は愛する銀行を志半ばで辞めなければならなかったのか。入行からの銀行員生活を振り返り、信頼するジャーナリスト須田慎一郎に語ることによって、これまで銀行がやってきたことを検証し、これからの銀行のあるべき姿を探る。苦言は苦言として、銀行の仲間たち、後輩たちへ心からのエールを送る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
7
銀行という職業は、非常にお役所てきなものであった。合併をしたとしても、それが形だけのものであれば効率は上がらない。内部で二つになっているという非合理的な状態では、業績が上がるはずがない。2010/03/14
shigoro
5
銀行の内幕を広く浅く紹介って感じかな。第一と勧銀の独特の人事・大手六行での談合など悪しき慣習というか弊害が多いな。メインで扱っているバブル崩壊後の、総会屋の利益供与事件は当時の記憶が個人的に殆どないため、すごい事件なのかどうかイマイチ掴めないな。モラルの欠如が蔓延してることだけは理解できた。2011/05/27
たかしくん。
2
銀行の元エリートが、対談式で闇の部分を暴露していく。やはり、あの銀行(DKB)は噂通り、融通が効かないところだったのですかね。(ただ、結局は氏の自慢話になっている点は否めず。)2014/03/23
しょうたろう
2
銀行あるある。裏の部分をもっと語ってほしかったなぁ。2012/08/26
ango28
2
江上剛が胆力を持ち自らの信念に忠実に行動をしたことは分かった。だがその例が事ある毎に強調されるので、読み進む内に次第に鼻白む。一見、謙遜しながら自慢話に満ちた自伝を読んだような感覚。要するにオレの様な男になれ!と言いたいのか?と勘ぐらざるを得ない構成。本当に謙虚であるならば、ダークな部分に如何に足を踏み込んでいったかについて語るべき。2010/04/24