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内容説明
三方ケ原の台地を利用し、家康を敗走させた武田信玄。
情報操作で敵の大軍を狭い厳島におびき出し、一気に壊滅させた毛利元就―。
歴史に名を残した武将たちは、「地の利」を活かし、敵の裏をかく戦術に長けていた。
本書は、古戦場の地形からその合戦模様を読みとく。
要衝をおさえ敵軍を迎え撃つか、川を前にして防衛線をはるか、峠や深田に誘い込んで奇襲をかけるか…。
戦功者はその地の戦略・戦術上の価値をいかに見出し、作戦を練りあげたのか。
歴史舞台が物語る、巧妙な駆け引きの合戦劇。
目次
第1章 原名で呼ばれる合戦
第2章 川名で呼ばれる合戦
第3章 橋名で呼ばれる合戦
第4章 島名で呼ばれる合戦
第5章 山名で呼ばれる合戦
第6章 峠名で呼ばれる合戦
第7章 畷名で呼ばれる合戦
第8章 狭間名で呼ばれる合戦
第9章 城名で呼ばれる合戦
第10章 その他の接辞で呼ばれる合戦―表名・口名・寺社名・崎名・浜名・浦名
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おらひらお
2
2003年初版。地形に目を付ける発想はいいが、内容的には各合戦の概略を記述するのみ。著者の見解はほとんど示されていない残念な本でした。2012/02/07
いえのぶ
1
中世~戦国の合戦を原、川、橋、山などでカテゴライズし簡単に説明している。バックボーンがないと理解不可。逆にあると知っている程度の浅い内容。2004/11/24
rbyawa
1
f241、正直なところ地形に関わる戦をただ単に羅列したような内容であって、地形以上の戦の展開の共通点のような部分にまで踏み込んでくれればともかく、橋における戦も山を背にした平野での戦も別に説明されなくてもわかるよなぁ。どちらかというと連続した戦が地形によってどう影響されたのかという話を読みたかったのでなんとも肩透かし、悪い内容というほどでもない…と思っていたらば中世メインの人かこれ!! 応仁の乱の説明は端的で大変良かったです。それこそあんまり知られてない時代でこういう話聞きたいんだよ、戦国時代はいいんだ。2015/11/28
silk
0
日本史の中でもファンの多い合戦について、「原」「川」などの地形から読み解く。地形ごとの記述を行っているため、時代もかなり前後し、さらに同一の合戦が繰り返されるようになっており(特に関ヶ原)、読みにくい。またタイトル買いしたためもあるが、地形についてもう少し踏み込んだ記述が欲しかった。2013/05/03
muny
0
何も考えずスラスラと読める本。古代律令制の郡や郷が、平安時代の荘園成立期に東西南北、あるいは上下に分割されたさい、東条、西条、南条、北条、上条、下条と呼ばれるケースが、とくに東日本に多くみられる。とか、尾根と尾根の間の細長い平地:ハサマ、ハザマだが、関東では、ヤ、ヤト、ヤツ(谷、谷戸)。愛知・岐阜の山間部では、洞。中国地方では、タニ。南九州では、サコ、セコ。と呼ぶ。とか、筆者の地形の知識が垣間見える。 2013/03/24
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