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内容説明
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おさななじみの康男と優樹は、忘れものをとりに、下校時刻を過ぎた学校にしのびこむ。だれもいない教室には、中世の騎士のかっこうをした男がいた。関西弁でしゃべるうさんくさいその男は、ジェラルドとなのり、自分は竜退治の騎士だという。半信半疑のまま、会話をつづける三人の前に、竜があらわれて…。読みおわると心がまるくなるちょっといい話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
121
児童書で分量も多くなかったので、サクッと読めた。主人公のぼくは、同級生の女の子・優樹とわすれたプリントをとりに学校へ。すると教室には騎士の格好をした男がいて「おれは竜退治の騎士やねん」と、言いだし、ジェラルドと名のる。そして…という話。3人の会話が関西弁なのがなんとも可笑しい。ジェラルドの言動が人を食っているのか真面目なのかよくわからないし、妙に教訓めいたことも言う。本当にファンタジックなことは起こるけど、終わってみたら幻を見たような少し不思議な感覚が残った。そして夢を持つってなんだか素敵な気がしてくる。2021/02/09
へくとぱすかる
85
つくづく、ゲームの影響は世界に深く染み込んでいるなぁ、と思う。夕方おそく、宿題のプリントを取りに学校に入った6年生ふたり。そこで遭遇したのが……というわけ。ドラゴン退治という異世界状況と、関西弁という日常そのものが、しだいに絡みあいながら気がつけば戻れない状況になっている。このあたり良くできた作品ほど境界がわからない。この自然さがすごい。すべてが終わったと思っていたら……ラスト9行で、エエッとびっくり。最近の文学作品はこういうパターンが多いなぁ。とにかく物語は最後まできちんと読まないといけないという見本。2021/11/11
masa@レビューお休み中
63
放課後の教室で、竜退治の騎士にバッタリ出会ってしまった。康男と優樹はどうやったら竜退治の騎士になることができるか聞くのだが、その答えは胡散臭いことこの上ないものだった。ところが、その怪しい男は突然、芝居をするかのように一人で戦い始めるのだ。騎士の男は格好良い訳じゃない。でまかせを言っているようにも聞こえるし、そんなこと現実に起こる訳ないだろと突っ込みを入れたくもなる。そんなあり得ない出来事に遭遇した康男と優樹はどうするのか?二人が竜退治の騎士に見えてしまったのは…気のせいかな?2012/08/27
ひめか*
42
再読。本屋にて読了。読みやすくすぐに読めます。竜退治の騎士って役者さんで、ただお芝居してるだけと思えばつまらなく終わってしまうのだけど、康男と優樹は見えるはずのない竜が見えて…そこがファンタジーで楽しい。スリッパをまっすぐに揃えるの大事だよね(笑)竜退治の騎士になるには、まずそこから始めるのです。竜は康男と優樹の邪悪な部分が重なって、二人が一緒にいたから現れたんじゃないかとか、正解は一つとは限らないだとか…単なるファンタジーではなく奥深い内容になっている。最後夢を叶えた二人の会話で終わるところも良い☺︎2014/08/29
takaC
37
「ヤッちゃん、これ、どういうこと?」って気分。2012/07/20
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