星野富弘 花の詩画集<br> 花よりも小さく

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星野富弘 花の詩画集
花よりも小さく

  • 著者名:星野富弘【詩・画】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 偕成社(2014/09発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784039638007

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内容説明

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口にくわえた筆で花の絵を描く星野富広氏による「花の詩画集」シリーズの4作目。1986年までの作品を集めた『鈴の鳴る道』、1981年~1991年までの作品を収録した『速さのちがう時計』、1990年代の作品を中心にした『あなたの手のひら』に続く本書には、さらに豊かに広がる詩画59点と近況を語るエッセイ24編が収録されている。 作者の星野富広は昭和21年、群馬県生まれ。高崎市立倉賀野中学校に体育教師として赴任したわずか2か月後のクラブ活動中、脊髄を損傷し手足の自由を失ってしまう。失意の底にあった彼を救うのは、聖書と子どものころから慣れ親しんだ自然。そして、彼は口にくわえた筆で花の絵を描き始める。 「葉は花の色を助け、花は葉の色と形をそこなわずに咲いていて、一枝の花とはいえ広大な自然の風景をみる思いだった」という作者が描き続ける花々は優しく、穏やかで、そして強い。 生かされている喜びに、自然や人に対する愛にあふれた詩画やエッセイは、静かに私たちの心を打つものばかり。さらに、シリーズ4冊目となる本書では、作者のユーモアあふれる一面を見ることもできるだろう。「春の縁側」とタイトルがつけられたモモの花に添えられた詩などは、思わず頬がゆるむものだ。 以前より作者のファンだったという方はもちろんのこと、野に咲く花に気づくこともなく、夕焼けの色さえも忘れかけている現代の忙しい大人たちに贈りたい1冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Smileえっちゃん

40
星野さんの「花のj詩画集」  さまざまなお花がこころに潤いを与えてくれます。その時の思いが、お花に込められていて元気づけられます。お花が優しいタッチで描かれていて、どれを見ても素敵です。中で「大きな手」(マロニエ) 「雑草」(ツユクサ)いいですね。「土の中の会話」は面白いです。「キジバト」の生き物がしゃべったら・・・は考えさせられますね。いつも優しい絵と詩には癒されます。2015/04/05

さく

4
四冊目の「花の詩画集」。富弘さんに対するイメージを広げてくれた「メン類(1995)」や「雨ニモ負ケテ(2002)」が収録されている。冗談好きな小父さんである一面が面白かった。 2014/08/18

mattari_life

0
星野さんの詩画集2冊目。今度は色とりどりに塗られた花が綺麗に咲いている。詩画も書き馴れた感じがする。ひとつひとつの花々に添えられた詩が、時には植物に話しかけていたり、奥様に話しかけていたり、ご両親に話しかけていたり、そして星野さんの独り言であったりと、日々の生活の中で星野さんから自然と出てきた言葉の数々が植物とマッチしていて本当に素敵であり、癒してくれる。時々挟まれているコラムも、星野さんらしい優しい文章で書かれていて、また読んでいてホッコリした。花のタッチが星野さん独特ですごくいいんです。2010/08/31

NEX

0
色とりどりの花々が植物図鑑さながらに並べられています。口を使って描く。だからこそ優しくこんな繊細なタッチで描けるのかもしれません。 「花はどんなものでも受け入れてくれる、大きな包容力を持っています。」 そんな星野さんの花への思いの伝わる一冊です。2013/03/11

茉莉花

0
小さな花たちに、和みます。癒されます。2010/06/16

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