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内容説明
本書は、「超MBA式」という考えに基づいた「論理的な問題解決法」入門である。では、その「超MBA式」とは何か? 著者はそれを、「マインド」「ツール」「情報」の三つのキーワードで解説する。「マインド」とは、日本人に最も欠けている「結論志向」のことであり、この前提がないとどんな知識も活きてこないと著者は主張する。続く「ツール」については、ロジックツリーなどの既存のツールをその本質的な意味から捉えなおすことで、本当の知恵を醸成する手段を教える。そして「情報」。スピードが重視されるビジネス社会では、どう情報を集めるのかが重要となる。ケーススタディではわからない「情報の収集」について解説する。以上のことから分かるように、本書はただの「お勉強」本ではなく、「本当にビジネスの現場で使うためのMBA」入門である。本書を読むか読まないかで、MBAに関する理解が格段に違ってくる、と断言できる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamaaki
5
★★☆☆☆著者が言いたいことは分かる。結論思考はすでに出回っている思考で、所謂仮説を回せということだろう。同じことを角度を変えここまで繰り返し繰り返し言わなくても分かるのに、という思いが強い。結局争点のところで、オリジナリティがないかなあ。そこがものたりない。競合を意識するところなどは期待させるものだったので、その意味でももったいないと思う。2017/11/06
bluemt
1
これ一冊でケース面接対策は一通りできると思う。非常にわかりやすく良書。著者の津田さんの他の本もよい2016/07/27
Daisuke Nishijima
1
良本。論理思考の目的は良い問題解決(良い解決策を作り出すこと)。良い解決策を生むためには、不完全な情報しかなくても常にその時点でのベストの結論を導き出す「結論志向」のマインドを持って、問題の原因仮説、課題の解決策仮説を広く網羅的に挙げ、ちゃんとした評価基準から優先順位の高いものに絞り込むことが大事。そのためには「論理的思考力と創造的思考力」の両方が必要。結論志向なし症候群やマーケティングのフレームワーク例はいかに自分が普段考えていないかを考えさせてくれました。問題解決ストーリーの章はリアル感ありすぎ。2015/07/02
カッシーニ
1
平易な言葉で分かりやすくかつ読みやすく書かれているので理解しやすい。基本を思い出す為にたまにさっと読み返すと良いかも。自分的にはっとしたのは、「完全情報志向」より「結論志向」という所。情報の取得が目的化になったり、情報が足りない事を理由に思考停止になりがちなので気をつけたい。ここで書かれている結論志向に意識して取り組みたい。2011/01/27
Meow_Mix
0
今やビジネスでロジカルシンキングは当然のものとなりつつあるが、実際にプロであるコンサルでの考え方と巷に出ている「ロジカルシンキング」の大きな違いを感じました。目的が違うので当然ではありますが、身近なことで、ロジカルシンキングをしようとしてもうまくいかないと感じるならば、この本で原点に戻ると良いと思いました。2017/12/01