出版社内容情報
「政治と音楽」は密接であり、音楽は歴史の流れを左右してきた。本書では、クラシック、ジャズ、ロック、世界音楽、国歌など、様々な種類の音楽から「グローバル関係」を多面的に解き明かす。
政治学、国際関係論、歴史学の専門家が、音楽や音楽活動が生み出す「価値の体系」を考察する、本格的なグローバル・ミュージック・スタディーズ第2弾!
【目次】
第Ⅰ部 政治的表象としての音楽
第1章 英米ロック音楽の中東・イスラーム世界へのまなざし(酒井啓子)
――オリエンタリズムか、政治批判か、グローバルサウスとの共振か
第2章 脱植民地化とブリティッシュ・ロック(松本佐保)
――パンクとレゲエの融合――
第3章 ライブエイドとライブ8キャンペーンのアフリカ表象(榎本珠良)
Column 1 ヘンデルとイギリス国民意識(ルース・スミス)
Column 2 ウクライナ侵略とロシア音楽の排除(半澤朝彦)
第Ⅱ部 政治的アイデンティティとしての音楽
第4章 シオニズムとヒューマニズムの葛藤(等松春夫)
――レナード・バーンスタインとイスラエル
第5章 伝統芸能と権力の距離(網中昭世)
――モザンビーク・ショピ民族のティンビラ合奏
第6章 楽器と社会(上尾信也)
――世紀前半パリの音楽商カタログから見えてくる「近代」
補論1 コミタスはなぜ「アルメニア国民音楽の創始者」となったのか(吉村貴之)
Column 3 音楽家とフェミニズム(原田真帆)
第Ⅲ部 政治的メディアとしての音楽
第7章 歌う声としての民族(オリガ・ホメンコ)
――ウクライナにおける政治と音楽
第8章 反戦集会としての音楽フェス(五野井郁夫)
――GEZANと「No War 0305」
補論2 ショスタコーヴィチ《森の歌》をめぐる、ソヴィエト国家権力と芸術(大中真)
Column 4 ファドとカーネーション革命(入山慎一セバスティアン)
Column 5 戦後沖縄の政治と音楽(海勢頭豊)
第Ⅳ部 音楽のグローバルヒストリー
第9章 国歌のグローバルヒストリー(半澤朝彦)
第10章 アラブと中国(田中公一朗)
――政治/音楽 影響と断絶
第11章 ロング・グローバル・イエロー・ロード・オブ・トシコ(芝崎厚士)
――国際/グローバル文化交流からみた穐吉敏子
Column 6 冷戦教養主義(芝崎祐典)
Column 7 人新世オペラ(デイヴィッド・アーミテイジ)
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