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内容説明
マニフェストはどんな歴史と効力を持ち、日本の政治をどう変えてゆくのか、また理想のマニフェストとはどうあるべきか、永田町での豊富な取材を元に、臨場感を交えて解説する。
目次
第1章 マニフェストの誕生
第2章 公約なき国ニッポン
第3章 はじまりは地方から
第4章 中央で高まるマニフェスト熱
第5章 政党別マニフェスト比較―初のマニフェスト選挙を迎えて
第6章 理想のマニフェスト―15のポイント
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すしな
10
130-21.衆院選挙があったので読んでみました。公約とマニフェストの違いは、具合的な達成目標となる数値と、その政策を行うことのデメリットも書いてあることだそうです。2003年小泉政権の頃に書かれた本だったのですが、それから18年たっていますが、未だに日本でマニフェストが根付いていないですね。理由を考えてみたのですが、日本では主に官僚が政策を考えているので、選挙に出ている議員はそもそも議員立法自体をあまりしてないようでうすね。ただ、マニフェストがあるイギリスが良いかというとそうとも言えないなと。2021/11/04
ハンソクマケ
0
「いやー普段読まない分野だし絶対読みにくいだろうな〜」と思って挑んだがスラスラ読めた。どうやら著者は新聞屋らしい。なるほど、流石に文章が上手い。 00年代頭までマニフェストなるものが日本にはなかった、という本筋にまず驚くが、当時の日本の政情をさらっと学べるのも嬉しい。著者はマニフェストの登場によって政局が変わることを期待しており、実際しばらく後に政権交代は起こった。起こったが…。とはいえ、すごく前向きで熱意のこもった一冊、力冊と言えよう!面白かった!2025/06/12