松平春嶽 - 「幕末四賢侯」と称された名君

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松平春嶽 - 「幕末四賢侯」と称された名君

  • 著者名:中島道子
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • PHP研究所(2011/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569660608
  • NDC分類:913.6

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内容説明

黒船来航を機に徳川二百数十年の太平が揺らぎ、倒幕運動が高まりをみせた激動の時代、「幕末四賢侯」と呼ばれる4人の賢君が登場し、政局の中心にあって活躍した。土佐の山内容堂、薩摩の島津久光、宇和島の伊達宗城、そして越前福井藩・松平春嶽である(4人の選定には諸説あり)。とりわけ本書の主人公・松平春嶽は、徳川親藩の藩主として最後の将軍となる徳川慶喜と協力、文久二年には政事総裁職として幕政改革に着手している。しかし倒幕への時代の流れはとどめること叶わず、大政奉還を経て、ついに鳥羽・伏見の戦いで幕府側は「朝敵」として敗れる憂き目に遭ってしまう。そのとき、春嶽の胸中に去来した思いとは――。福井県出身の女流作家が、春嶽の少年時代から筆を起こし、同時代を生きた様々な英傑との関係を軸に、激動の只中を歩んだその半生を描いた長編小説。著者ならではの想像力で、みずみずしい春嶽の人物像を見事造形した力作! 。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuki Sakurai

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幕末に生きる人物を描くのは難しい。というのは、その人物のもっている主義主張が矛盾しているように見えるからだと思う。将軍継嗣問題において、慶喜を押すという国難に対して合理的な判断を取る人物が、一方では絶対攘夷という非合理な信念を頑なに固持する。この小説のなかで主人公が攘夷から開国論者に転向するシーンがあるが、上記のような矛盾の背景についてうまく描けてなかったような気がする。2013/07/16

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