司馬遼太郎とその時代 戦後篇

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司馬遼太郎とその時代 戦後篇

  • 著者名:延吉実
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 青弓社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784787291677

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内容説明

「二十二歳の自分への手紙」。司馬が晩年に語ったこの言葉に託した思いとは-。敗戦後、急速に「発展」する日本社会。華やかな時代とは裏腹に、司馬は一人、自らの精神を内向させていった。膨大な作品を発表し、国民的作家として多くの人びとの支持を得ながらも、語る相手がいないと絶望した作家の心の葛藤と闇を探る。
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目次

はじめに

第1章 平和と繁栄の時代
 1 スタート
 2 晩年

第2章 アイデンティティ、あるいは「心の憑代」
 1 猪飼野
 2 近代化と「囲堤」の消滅

第3章 失われた町を求めて
 1 赤手拭稲荷から鼬川へ
 2 夢の界隈図
 3 「他人の秘事」と評伝と

第4章 難波塩草
 1 家主と店子
 2 福田薬局
 3 難波塩草尋常小学校 I
 4 難波塩草尋常小学校 II

第5章 一九四五─五四年(昭和二十年代)、京都時代から作家誕生へ
 1 結婚
 2 「見知らぬ女」

第6章 『俄──浪華遊侠伝』
 1 歴史小説と伝記のあいだ
 2 「市会の血の雨」事件
 3 家族

第7章 二十二歳の自分への手紙
 1 鳥瞰法
 2 虚空

おわりに

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