内容説明
かつての恋人コールを町で見かけて、キャシーは凍りついた。やはり故郷に戻ったのは間違いだった。十年前の夏、二人は若い情熱のおもむくままに愛を交わしたが、その翌日、コールは大学に戻り、二度と連絡をくれなかった。妊娠に気づいたキャシーは逃げるようにして町を出ると息子のジェイクを産み、これまで一人で育ててきたのだ。真実を知られれば、裕福な彼に息子を奪われるのは明らかだ。不安は現実となり、激昂したコールがやってきて彼女に残酷な選択を迫った。「ぼくと結婚するんだ。さもなければ、息子の親権を要求して訴訟を起こす」キャシーは結婚を選ぶ以外に道はなかった。かくして、ひとかけらの愛情もない結婚生活が始まった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
6
シークレットベビーもの。ヒーロー、ヒロインともに誤解したまま別れて十年後に再会。ヒーローはヒロインのことを恨んだまま子供のためだけに愛のない結婚に突入。ヒーローの怒りがしつこすぎる。いい加減許せばいいのにと何度も思った。反対にヒロインは健気で頑張り屋さんなので好感度大。2016/06/20
くろうさぎ
0
なんだか、再読のような気がしてきた。ショッキング・ピンクの給水塔にも覚えがあるんだよなぁ・・・。ヒーローが葛藤しますねぇ・・・・。最後のほうまでヒーロー父しつこいぞ!2012/08/28
こえん
0
ヒーロー父とヒロイン母に共に阻まれ一緒になれなかったってのが…。ヒーローが、自分に息子がいるのをヒロインが黙っていたと知ってからの仕打ちが酷い。…だけど、嫌いになれないしヒロインも好きなんだよね~、周囲の人間関係も○2009/12/03