内容説明
文芸評論家として確立した小林を、単に批評するのではなく、その思考の根底にあるものを冷静に分析。著者の慧眼で、類例をみない小林秀雄論を展開した渾身の一冊。
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目次
第1部 意匠と文体あるいは批評の前哨―『様々なる意匠』から『ドストエフスキイの生活』まで(小林秀雄という現象、初期作品群(1)
初期作品群(2)
ランボオという事件
批評家の誕生、『様々なる意匠』 ほか)
第2部 歴史の活眼あるいは批評の極北―『文学界』編輯者の時代から『無常といふ事』まで(中原中也の死、青春との訣別 中野重治との論争 『文学界』編輯者の時代 ドストエフスキイに関するノート ほか)