夏目家の糠みそ

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夏目家の糠みそ

  • 著者名:半藤末利子
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • PHP研究所(2011/05発売)
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  • ISBN:9784569579603
  • NDC分類:914.6

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内容説明

ワインから骨董品まで、年代物には何ともいえない価値と味わいがある。本書の著者が丹念に手入れをしているという糠みそも「100年もの」。この糠床で漬けた糠漬けには、誰もが舌鼓をうつという。著者は、作家・松岡譲と夏目漱石の長女・筆子の四女。本書は、祖父・漱石と“悪妻”といわれた祖母・鏡子の素顔や、久米正雄との三角関係による文壇スキャンダルと闘った両親への想いを、家族や食卓のひとこまとともに綴った随想集である。家族しか知り得ない文豪の日常も垣間見ることができる、興味深いエピソードも満載。表題作「夏目家の糠みそ」は、漱石の代から受け継がれている糠床の話。「漱石も食べた」ということに加え、祖母から母、娘へと渡る間に糠床に込められた夏目家の女たちの“思い”が、美味しさの秘密なのだと明らかにする。このほか、疎開先で食べた笹団子の味や、毎日通ってくる猫のことなど、しみじみと心和む46篇を収録。解説・竹下景子。

目次

第1章 夏目家の糠みそ(母からきいた夏目家のくらし;夏目家の糠みそ ほか)
第2章 餌箱のある庭(糠みそ;タタラ人の味 ほか)
第3章 五十二年前の中学生(狸の出没する記念館;阿蘇のそば道場 ほか)
第4章 わが町(引っ越しの日の食事;ぜいたくな悩み ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

猫丸

11
表題の糠漬けは曽祖母の代まで遡れるというから、少なくとも中根家→夏目家→松岡家→半藤家と受け継がれた糠床なのである。油断すればカビたり乾燥したりして扱いが難しい糠床だが、ここでひとつ新規に始めてみようかと誘われる魅力がある。世代を超えたブツが台所に鎮座ましますのは正しく日本の原風景であろう。松岡末利子氏は長岡の出、同郷の半藤氏との縁は高校の同窓であったという。一学年360人のうち僅か7人の女子学生のひとりであれば、マドンナの位置を占めるのは容易である。語られぬ若き半藤夫妻の馴れ初めは如何様であったか。2020/06/20

katakuli365

2
2005年のTVドラマ『夏目家の食卓』(漱石は本木雅弘、鏡子夫人は宮沢りえ)は、この本と夏目鏡子「漱石の思い出」が原作らしい。私はこのドラマで、神経症イライラ、滑稽で人情的、家族、弟子や取り囲む人々を愛し慕われてる、懐深い漱石像のファンになりましたね。著者は漱石の長女筆子の四女。漱石とは出会ってない。祖母鏡子や父松岡譲の事など。漱石の孫と言われる自身のエピソードが多い。漱石家に伝わる100年もの糠みそは著者自ら仕込み、皆に食味され喜ばれご自慢。2013/05/08

がるっち

1
いいところのお嬢さんがそのまんま年を経たのね。2009/02/24

みこと

0
(図書館) 糠みそ(糠漬け)は正直あまり得意ではないが、「夏目家の」と言われると有り難く頂戴してしまいそうな気がする…2016/10/17

るな

0
 著者は、夏目漱石の孫にして、作家・松岡護の娘、さらに半藤一利氏の奥様であるから、やはり血と環境は争えないというべきか、初めての著書とは思えない文章の上手さに舌を巻く。昭和10年生まれということで、その時代に生まれた人でないと使わない言葉や、身についた習慣も奥ゆかしく、明治・大正の残り香を感じる。ご主人(半藤氏)とのやりとりが殊に可笑しく、ユーモアに満ちた好エッセイだ。2016/08/03

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