- ホーム
- > 電子書籍
- > 趣味・生活(スポーツ/アウトドア)
内容説明
遅い直球とスローカーブとフォーク。この三種の持ち球だけで、歴代16位、2041の奪三振を記録した細腕左腕、星野伸之。その緻密な組み立て、勝負術を大公開。球種論、投球論、配球論、そして、門田、落合、清原、松井、高橋ら強打者・好打者との名勝負、福本、山田、村田ら伝説の名選手から学んだこと……。元野球小僧だった、すべての大人のための、最上級の野球講座。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
62
著者はオリックスや阪神で活躍、その後コーチを歴任、野球解説者で野球評論家の星野伸之氏。この本は現役引退後の2003年に出版。遅い直球とスローカーブとフォークだけで三振の山を築いてきた左腕が、ピッチングの組立てや球種・配球の勝負術を綴った一冊。落合・清原・松井といった強打者との名勝負や、福本・山田・村田など名選手から学んだことを振り返ります。引退直後ということで、現役投手目線に近い解説はとても興味深いものがありますね、今年の野球観戦がより楽しめそうです。2023/01/12
kawa
31
最速135㎞の速球と86㎞のカーブで、19年間で176勝、2041奪三振を為した星野伸之投手の独白新書。「球種は少ないほどいい」「日本シリーズ会心の一球は、二死満塁からのボール球」「不調時に先頭打者を出塁させる高等戦術」等、選手との駆け引きや心の持ち方の数々に驚愕。パワフル野球も良いけれど、インサイドワーク 野球も解っての野球の魅力なのだろう。星野さんの解説でじっくり観戦してみたいものだ。投球を捕手に素手で取られた話には笑わしてもらった。でも、これも凄い話しかも。2022/09/27
yutaro sata
29
プロの投手のボールは、上でも下でも平均から外れていることが大事だとどこかできいたことがある。星野さんも、逆にプロの世界だったからこそ86キロのカーブが大きな意味を持ったと考えている。 それからプロは配球の読み合いの世界なので、そこを上手くしのぐことでなんとかやってきたという分析も面白い。アマチュアや新人のようになんでもかんでも振り回す世界だったら逆に厳しかったろうとも。 練習法で、ボールがしっかり指にかかっていることを確認するために、あえて緩いボールを放ってしっかり遠くまで届かせるようにしていたらしい。2023/03/29
もとむ
28
阪急、オリックスで18年間、時速86kmのカーブと130kmのストレートで、通算2041奪三振を記録(2024年現在歴代23位)した、異例の投手の一冊。大谷翔平を始め150〜160km台を出す投手が全盛の今、こんな投手は本当に二度と出てこないと思う。何せ冒頭から「野球の魅力とは、小学生でもプロの打者を打ち取る可能性があること」と言い切っている。僕みたいに素質で苦しんだ野球少年に、どれだけ勇気をくれるだろう。そして読み進めると確かな説得力がある。素質のある子より、全国の「悩める球児」にこそ読んでもらいたい。2024/11/16
けんとまん1007
26
想い出した。星野投手の独特のフォーム、そして、あの投球。スピードの差というもの、投球術というものを考えさせられる一人だった。その秘密が淡々と述べられている。その中で、ここに書かれているたくさんの選手のカラーが思い白い。実際に対戦した選手の場合、そこから感じ取ったものが特にそう思う。最近は、特にスピード(球速)や変化級の多様性が言われるが、その真逆の選手でもあるのがいい。いろんな選手がいるからこそ、面白い。2015/04/23
-
- 電子書籍
- 領民0人スタートの辺境領主様13 賢鼠…
-
- 電子書籍
- オーバーロード(9) 角川コミックス・…