内容説明
今日も考えるのは、恋のことばかりだ--。彼の家で前の彼女の歯ブラシを見つけたこと、出会った全ての男性と恋の可能性を考えてしまうこと、別れを決意した恋人と一つのベッドで眠ること、ケンカをして泣いた日は手帖に涙シールを貼ること……。“恋愛依存症”の恋愛小説家が、恋愛だらけの日々を赤裸々に綴ったエッセイ集第1弾。
目次
サヨナラ東京タワー
愛が腐るということ
涙日記
花束は苦手
東京花火
料理のできない女
捨てられない傘
普通の愛
指輪の決心
恋愛小説家の恋愛〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロイヤルミルクティ
3
★★★☆☆2003/07/19
Erika
2
著者の過去の恋愛を綴ったエッセイ。恋の終わりや幸福だった時の記憶、終わった恋の抜け殻が散りばめられている。過去の恋愛は過去の遺物として決別したいと思うが、著者の様に忘れようとせずに大事にとっておくのも有りだと思う。恋愛の形は人それぞれ。色んな形が有って良いはずだ。2023/02/07
あーさー
2
恋愛小説家が、自らの恋愛をリアルに(あけすけに)綴ったエッセイ集。ひとつひとつのエピソードがショート小説のようで、引き込まれます。2023/01/08
頭痛い子
2
エッセイ集なのだが、この本を初めて読んだのは20歳くらいのとき。その頃から狗飼さんは大好きで、安定した恋愛をし始めたくらいから、あまり作品を読まなくなった。久しぶりにこの作品を、電子書籍と紙と両方で読み返した。「指輪の決心」。この章が一番好きで、今でもよく憶えていた。彼女の作品も詩的でサラサラしていて好きだが、エッセイも大好き。自分が物書きになれたなら、一番会いたい作家さんだといつも夢想する。今どき恋愛ものなんて流行らないかもしれないけど、恋愛経験積んだ人なら共感するとこ多いと思う。2020/12/18
まみか
2
なぜか、うちの本棚に二冊あるの。(^^)。彼の忘れ物?2013/02/20