内容説明
「相手の気持ちを考えろよ! 人間はひとりで生きてるんじゃない。こんな大事なことは、おまえのためを思って言ってるんだ。依怙地にならないで素直になれよ。相手に一度頭を下げれば済むじゃないか! 弁解するな。おまえが言い訳すると、みんなが厭な気分になるぞ」。こんなもっともらしい言葉をのたまう大人が、吐気がするほど嫌いだ! 精神のマイノリティに放つ反日本人論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
137
頭の良い人はたいへんです。人々が当たり前のように言う言葉の裏に潜むウソをすぐに見抜いてしまうのですから。私は中島氏のようにあらゆる欺瞞にいちいち目くじらを立てる生き方をする気はありません。とはいえ、氏の仰ることに頷けることが多いのも事実。たとえば「生きているだけですばらしい」とか「そのままでいい」などという嘘くさい言葉は私も死ぬほど嫌いです。私も命よりも大切なものはあると思いますし、世の中は「そのまま」で生きていけるほど優しくはないと考えています。2015/08/30
団塊シニア
62
筆者の体験に基づいた言葉であることが理解できる内容である。根底には筆者の社交的人間嫌い、みんな一緒主義の否定がある。ただ人間には色んな生き方があり、人それぞれの生き方でいいと思う。2014/04/13
♪みどりpiyopiyo♪
53
以前読んだ本。■雁字搦めで「ここから出なくちゃ」と思うとき、適切な援助を得られたら幸いだけど 得られない事もあるよね。そんな時には、「どこを目指すか」はさて置き、取り敢えず障壁を崩し足枷を振り切る事も時には必要で。目指す道を考えるのはその後でも出来るしね。■この人をはじめ、色んな人の様々な考え方に助けられ、鎖を解き、外へ出られたからここまで来れたんだよなぁ。■私にとって過去の恩人みたいな本です。「あなたのおかげで、あなたが必要無くなりました。ありがとう」 ( ' ᵕ ' )
まーしゃ
49
ん~哲学ぽっいなぁ~っと思ったら著者は哲学者だったw 日本の文化を軽く毒吐くけどそれが的を得ていて面白かった。日本は『掛け声文化』だとか言われてみたら全くの正論であったりしてかなり納得して読了した。 日本人の、日本の…って型で日本の風習の悪い所、島国特有の発想等をバシバシ指摘して行きます。あまりにも潔く爽快にも感じる。私も『だって普通は~~』や『それって常識でしょ』みたいな馬鹿な話は付き合いきれないってより付き合わないって決めてますw この作者…他にも数冊出されてるみたいなので読んでみたくなりました。2018/03/07
コウメ
47
「世間」「建て前と本音」がすごく興味を持った。2020/01/28
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