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内容説明
借金、酒乱、ギャンブル、愛人、癌…。無頼派の囲碁棋士の藤沢秀行を影で支えた妻。壮絶な家族の絆とは何か?こんとんとした時代の生き方、人生を考える一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
50
【やりたい放題やってきた人:ギャンブル、借金、出奔、女性、アル中、二度の癌……】囲碁界の伝説的鬼才・藤沢秀行と20歳で結婚し、破天荒な夫を支え続けた妻が綴る記録。2003年刊。著者は、怒鳴られても言い返し丁々発止で、 <「このクソ婆ァ、てめえがきちんとしとかねぇからいけねぇんだ。とっととくたばりやがれ!」まるで狛犬のような形相で罵声を響かせているのは、主人/「私はあなたより先にくたばったりはしませんよ。長生きして、これから人生を充分に愉しんで、いい思いをたくさんしてからじゃなきゃ死ねませんからね」>と。⇒2024/09/22
harupon
23
友人が読んだ本を借りた。なんという破天荒な夫。酒に女にギャンブルに。借金だらけの暴れん坊男。こんな無茶苦茶な勝負師の妻。はぁ…藤沢モトさん、凄い!!友人のリクエストを私が代理で図書館予約している。この本の続編「大丈夫、死ぬまで生きる」も楽しみです。2024/09/13
うりぼう
7
一芸に秀でた人は、普通の人とは違う? いや、単なる甘えん坊。2009/01/28
しじま
6
天才棋士で囲碁普及の功労者であった藤沢秀行。だが私生活は飲酒、博打、女に溺れて滅茶苦茶だった。しかもダメ人間ぶりを別に隠していた訳でもなかったらしく方々に迷惑をかけまくり。そんな夫とものすごい根性で夫婦関係を続けきった著者。本人も書いてる通り彼女もなかなか普通じゃないしぶっ飛んでいたんだなぁ。他人並であることを切り捨てればそりゃ生きづらさは少しはマシになるかもしれないが、そこまで割り切るのかと驚いた。 2025/03/17
辺野錠
4
NHKのドキュメンタリーの再放送を見て気になって手に取る。夫の無茶苦茶な行動を受け止めるのが壮絶だった。外に子供を作っても受け入れるのが聖人過ぎる。放射線治療の描写はなかなか痛そう。自由に振舞えないから勲章の式典に不参加と言うのは「そこまで!?」と強烈なエピソードだった。2024/07/31




