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内容説明
「妖艶」なる坂本龍馬の物語、ここに完結!その艶やかな筆致で茶屋町勝呂が挑んだ異色な坂本龍馬の物語。龍馬のすべてを愛した“おりょう”の視点で展開する愛にまみれた龍馬像が異彩を放つ!…胸に迫る!!京都の近江屋で、土佐藩の残党に襲撃された坂本龍馬と中岡慎太郎。そして中岡は死に、龍馬は行方不明に……。龍馬の新妻・おりょうは夫の死が信じられず、龍馬を捜索しようと悲壮の決意を固める。一方、龍馬の生死の鍵を握っている刺客・狗は、とある寒村で不思議な美少女・加代と出会う(第6話)。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
15
龍馬暗殺!しかし龍馬の遺体が無い。捜すおりょう。龍馬を暗殺した黒幕は……この巻は1巻以上に不思議な味わい。黒幕のお館様。お館様に愛される加代という女。そしておりょうと狗。黒くて哀しくてグロテスクで綺麗。この2巻(これで完結なので実際は下巻というべきだが)では不在の坂本龍馬という存在がこの暗さを和らげている。龍馬好きな私の好きな漫画である(^-^)。いずれまた読もう。2014/04/18
かばこ
1
1巻を読んだのが相当昔なので、内容忘れてたけど、龍馬を巡る物語だった。暗殺実行犯の一人、狗の抱える闇であるとか、龍馬なしには生きられぬおりょうの哀しみであるとか、なんとなく描きたいものはわかる気がするけれども、いかんせんモノローグと心象風景的描写が多くて、よくわからん話というのが正直なところ。まあ、1巻読み返せば少しは違うのかもしれないけど。2010/11/17
とんぼ
1
「もし、龍馬が生きていたなら―」という語りに続くラストページの一行が心に響いた。歴史に「もしも」はつきものだけど、歴史的な偉人として日本はこうなってたかも、ではなく龍馬を一個人として見て、この「もしも」は一番確信的な考えかもしれないな…、などと感傷的になったりもした。こういうのも悪くない。2009/10/14