角川ホラー文庫<br> 暗黒祭

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角川ホラー文庫
暗黒祭

  • 著者名:今邑彩
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041962060

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内容説明

少年少女の行方不明事件を特集したテレビ番組を見ていた編集者の喜屋武蛍子は思わず叫んだ。番組で取り上げられた幼女の面影に見覚えがあったからだ。消息を絶った元恋人の伊達を探しに訪れた信州・日の本村の神社で偶然見かけた巫女姿の女の子にそっくりだった。まだ二週間前のことだ。幼女は、あの村で来月行われる七年に一度の大祭の神事のために攫われたのか? 錯綜する謎の糸が解きほどかれる時、驚愕の真実が浮かび上がる。「蛇神」シリーズ、堂々の完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

123
蛇神シリーズ④ここに来てまだ冒頭で風呂敷広げられるのに唖然…それでいて、きちんと大筋には納得出来る物語の畳まれ方に個人的には大満足♬あらためて転生や再生という特異能力が確定される一方で、意外にも人間らしく情に絆されて動き出す日の本村な面々…そして迎えた大神祭の歯車狂い出す様を心配と安堵の間を揺れ動きながら夢中で読み切った。導かれた結末は四部作読んできたからこそ身を乗り出すファンタジー展開!うん、確かにその事実は語られてた(笑)気になる人物や事柄の未解決は残念だが、それより随所で繋がる旨みに唸らされた快作♬2020/01/27

とろこ

54
蛇神シリーズ最終章。前の3作同様、民俗学的な要素あり、ホラー要素あり、サスペンス要素ありでとても面白かった。ただ、残念なことに、この一作を読み終えたことで、今邑さんの全作品をコンプリートしてしまった。そのことに満足感を覚えるよりも、(もう、今邑さんの新作は読めない)という無念感のほうが強い。仕方がないこととはいえ、今邑さんには長生きして、面白いお話をもっとたくさん書いてほしかった…。2022/09/14

papako

46
蛇神シリーズ完結編!やっと読めた!長かった物語もどう結着するのか。祭自体の謎は語られていたが、最後の『転生』という要素が加わり家伝の謎が明らかになる。主人公と思われた者はいつしか舞台を降り、真の蛇神が復活する。しかし、物語は閉じたわけではなく、現在に続く。。。神話の独自解釈など面白く楽しめました。作者が存命であれば、この物語の続きも語られたのかもしれませんね。今の時代の災害を予見させる内容でした。堪能しました!2014/05/07

mii22.

43
蛇神シリーズ完結作。568頁一気読みだった。前3作とは違って神話の長い説明もなく、日の本村での大祭の神事から一気に壮大なファンタジーとも言える展開に発展し面白かった。謎というかあれはどうなったのか?と真相がわからないまま置いてかれた部分もあるけど...。ラストで日美香が18年後に思いを馳せる場面で、その18年後が2017年であることから、あぁこれは世紀末の物語だったのだと妙に納得してしまった。もう書かれる事のない続きも読みたかったなぁ。2016/05/10

rio

43
様々な思惑を抱えた人々により、ついに7年に1度の大神祭が幕を開ける蛇神シリーズ第4弾。シリーズ全体を通して、閉鎖的な村の雰囲気と不気味かつ神秘的な世界観が良かったです。特に本作では日の本村での一連の出来事が真実なのか、それとも村人達の妄想なのか考えさせられました。登場人物達の出会いは正に運命付けられた出会いのようで、各々が収まるべき所に収まった印象があります。また晴れやかなようで何かを暗示するラストも余韻が残り良かったです。2014/08/14

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